LTS 【Long-Term Support】 長期サポート

概要

LTS(Long-Term Support)とは、ソフトウェアの特定の版(バージョン)を長期間安定的にサポートすること。また、開発元によってそのような長期サポートが約束されたバージョン(LTS版)。商用ソフトウェア製品でもオープンソースソフトウェアでも設定されることがある。

ソフトウェアバージョンの更新によって機能が変更(追加・廃止)されるが、これとは別に、公開・発売済みの過去のバージョンに対して、新たに発見された欠陥を修正する更新プログラムなどが提供されることが多い。

ある程度規模の大きいソフトウェアでは、開発元がこのような不具合修正などのサポートを一定の期間にわたって継続することをあらかじめ約束し、バージョンごとに将来のどの時点までサポートう予定かを公表することがある。

サポート期間は各バージョンで同一期間とすることもあるが、長期間に渡ってアップグレードせずに同一バージョンを使い続けたい利用者が多い製品では、特定のバージョンに限って他のバージョンより長いサポート期間を設定する場合がある。これをLTSという。

LTSの長さは開発元の方針や製品の種類によって異なるが、通常のサポート期間(STS:Short-Term Support)を数ヶ月から1年前後、LTSを数年に設定することが多い。サポート期間中は機能の変更はわず、それまで使えていたソフトウェアが更新によって動かなくなるデグレードリグレッション/後戻り)を引き起こさないよう配慮される。

(2022.4.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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