ポートグループ【port group】

概要

ポートグループとはVMware vSphere仮想スイッチ(vSwitch)内に設けられる仮想的なネットワークポートの集合単位。仮想マシンVM)のネットワーク接続を個々のポートではなくグループ単位で管理する仕組みで、VLAN IDセキュリティポリシーなどのネットワーク設定をグループ内のVMに一括して適用できる。
ポートグループのイメージ画像

VMware vSphereでは、複数のVMを稼働させる物理ホスト上に仮想スイッチを構成し、各VM仮想NIC(vNIC)を接続することで仮想的なネットワーク環境を実現している。VMが外部や他のVMと通信する際、その仮想NICはいずれかのポートグループに包摂される。

ポートグループにはVLAN IDのほか、セキュリティポリシートラフィック制御(QoS)、NICチーミングといったネットワークポリシーを割り当てることができる。同じポートグループに属するVMには同一の設定が自動的に適用されるため、管理者は個々のポートを個別に設定する必要がなく、大規模な仮想化環境でも一貫したネットワーク運用が行える。

仮想スイッチ上のポートにはポートグループ以外に、vSphere自体の管理通信やvMotion(稼働中のVMホスト間移行)、ストレージ通信などに用いられるVMkernelポートや、物理NIC仮想スイッチを接続するアップリンクポート(VMNIC)もある。これらの構成や設定はvSphereの管理画面から一括して確認・変更できる。

vSphereの仮想スイッチには、単一ホスト上で動作する標準仮想スイッチ(vSS:vSphere Standard Switch)と、複数ホストにまたがって一元管理できる分散仮想スイッチ(vDS:vSphere Distributed Switch)の2種類がある。vDSでは「分散ポートグループ」として同等の機能が提供され、ホストをまたいだポリシーの統一管理が可能となる。

(2026.6.15更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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