PAM 【Pulse Amplitude Modulation】 パルス振幅変調

概要

PAM(Pulse Amplitude Modulation)とは、信号などをパルス電流に変調するパルス変調方式の一つで、元の信号の波形をパルス信号の振幅の変化によって表現する方式。

短時間に電流のオンとオフを頻繁に切り替えるパルス電流で信号を表現する方式の一つで、時系列に並んだ各パルスの振幅を変化させることで元の信号の振幅の変化を表現する。伝送するのがアナログ信号の場合はパルスの頂点を繋いでいくと元の信号の波形を得ることができる。

デジタル信号の場合は振幅レベルの数に応じたビット数を伝送できる。例えば、4段階の振幅を識別できる伝送路では1つのパルスで2ビット(22=4)、8段階なら3ビット(23=8)のデータを伝送できる。

アナログ信号のPAMは半導体制御のインバータなどの電源回路で電力制御に用いられ、デジタル信号のPAMはイーサネットEthernet)などの伝送方式に応用されている。

(2021.11.11更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。