ホスト型仮想化

概要

ホスト型仮想化とは、コンピュータ仮想化する技術の一つで、OS上のアプリケーションソフトとして仮想マシン(VM)を動作させ、その中で別のOSを起動する方式。

仮想マシンOS上で動作するソフトウェアで、コンピュータの物理環境をエミュレーション(再現)して、内部でOSを動作させることができる。基盤になるOSを「ホストOS」(host OS)、その上で動作するOSを「ゲストOS」(guest OS)という。

ホストOSが動作する環境であれば利用でき制約が少ないが、ハードウェアの機能をソフトウェア的に再現するためオーバーヘッド(性能劣化)が大きく、高速な動作は期待しにくい。パソコン上のOSから別のOSを利用するソフトウェアなどでよく用いられる方式である。

(2025.1.19更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。