ホスト型仮想化

概要

ホスト型仮想化とは、コンピュータを仮想化する技術の一つで、OS上のアプリケーションソフトとして仮想マシン(VM)を動作させ、その中で別のOSを起動する方式。

仮想マシンはOS上で動作するソフトウェアで、コンピュータの物理環境をエミュレーション(再現)して、内部でOSを動作させることができる。基盤になるOSを「ホストOS」(host OS)、その上で動作するOSを「ゲストOS」(guest OS)という。

ホストOSが動作する環境であれば利用でき制約が少ないが、ハードウェアの機能をソフトウェア的に再現するためオーバーヘッド(性能劣化)が大きく、高速な動作は期待しにくい。パソコン上のOSから別のOSを利用するソフトウェアなどでよく用いられる方式である。

(2025.1.19更新)