EOF 【End Of File】

概要

EOF(End Of File)とは、ファイルの終端を表す特殊な記号やデータなどのこと。また、そのために用意された制御文字ASCII文字コードでは26番(16進数で1A)がEOFを表すコードとなっている。

オペレーティングシステムOS)やファイルシステムの中には、テキストファイルなどの終端に特定の制御コードなどを記録し、そのコードが現れたらファイルの終端に達したとみなして読み込みを打ち切る、という実装になっているものがある。

文字コードとして広く普及しているASCIIでは、ファイル終端を表す制御コードとして26番、16進数で1Aが割り当てられており、キー入力ではCtrlキー+Zキー(Aから数えて26番目)の組み合わせで入力されたため「Ctrl+Z」「^Z」のように表記されることもある。

また、プログラミング言語ファイル入出力機能などで、ファイル終端に達したことを表現する定数やシンボル、または、ファイル終端かどうかを検知する関数メソッドなどの名称(の一部)としてEOFという表記が用いられる場合がある。

これは制御コードのEOFとは直接は無関係であり、例えばC言語のgetchar関数などが終端に達した場合に返すEOF定数は-1と定義されている。

(2020.3.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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