カーネルパニック 【kernel panic】

概要

カーネルパニック(kernel panic)とは、主にUNIX系OSで生じるトラブルで、オペレーティングシステムの中核部分であるカーネル(kernel)の稼働に致命的な支障が発生し、正常な動作を継続できなくなること。

コンソール画面で運用しているシステムでは “kernel panic” あるいは “panic” の文字とともに画面にメッセージが現れ、OSを含むプログラム実行はすべて停止する。問題が生じたプログラムコードのあるメモリアドレスや停止時のCPU内部のレジスタなど、原因を調べる助けとなる情報を表示することもある。

カーネルに組み込まれたデバイスドライバ不具合など、その環境に固有の要素が原因となっていることが多い。再現性のない偶発的な事象が原因の場合はシステム再起動で解消されることもあるが、ハードウェアの故障などが原因の場合には、装置の修理や交換などをなって原因を取り除かない限り再びカーネルパニックが発生してしまう。

(2020.4.4更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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