OpenShift
Linux上で独立した仮想的なOS環境(コンテナ)を構築するDockerと、コンテナの管理や操作を自動化するKubernetesを中核に、大規模環境でのコンテナの生成や運用を手助けする各種の機能を提供する。
複数の利用者を前提としたリソースごとのアクセス制御、コンテナのビルド(作成)やデプロイ(展開)を補助する機能、コンテナ間通信のためのネットワーク仮想化(SDN)などが含まれる。アプリケーションのソースコードから実行ファイルや実行環境を含む展開可能なコンテナを生成する機能(S2I:Source-to-Image)なども提供される。
OpenShiftは主に企業等がDockerとKubernetesを活用してクラウドネイティブアプリケーションを実運用できるようにすることを主眼としており、長期のサポートや脆弱性対策などに力を入れている。ソフトウェア本体はApacheライセンスに基づいてオープンソースとして公開されているが、サポート等が必要な場合は同社から製品版を購入する必要がある。
(2020.9.8更新)