基本情報技術者(科目A)過去問集 - 平成27年6月修了試験
問2
ア | 01001100 |
---|---|
イ | 10100101 |
ウ | 10100110 |
エ | 11010011 |
問3
正三角形の内部の点から,各辺に下ろした垂線の長さの和は一定である(図1参照)。三角グラフは,この性質を利用して,三つの辺に対応させた要素の割合を各辺への垂線の長さとして表したグラフである。図2の三角グラフは,3種類のソフトについて,A~D の4人の使用率を図示したものである。正しい解釈はどれか。

ア | Aさんは,ワープロソフトだけを使用している。 |
---|---|
イ | Bさんは,ほかのソフトに比べて表計算ソフトの使用率が高い。 |
ウ | Cさんは,データベースソフト,表計算ソフト,ワープロソフトの順に使用率が高い。 |
エ | Dさんは,表計算ソフトを使用していない。 |
問4
ア | CRC方式 |
---|---|
イ | 垂直パリティチェック方式 |
ウ | 水平パリティチェック方式 |
エ | ハミング符号方式 |
問5
次の2分探索木に12を追加したとき,追加された節12の位置を正しく表している図はどれか。
ア | ![]() |
---|---|
イ | ![]() |
ウ | ![]() |
エ | ![]() |
答え : ウ
分野 : テクノロジ系 › 基礎理論 › アルゴリズムとプログラミング › データ構造
分野 : テクノロジ系 › 基礎理論 › アルゴリズムとプログラミング › データ構造
問6
クイックソートの処理方法を説明したものはどれか。
ア | 既に整列済みのデータ列の正しい位置に,データを追加する操作を繰り返していく方法である。 |
---|---|
イ | データ中の最小値を求め,次にそれを除いた部分の中から最小値を求める。この操作を繰り返していく方法である。 |
ウ | 適当な基準値を選び,それよりも小さな値のグループと大きな値のグループにデータを分割する。同様にして,グループの中で基準値を選び,それぞれのグループを分割する。この操作を繰り返していく方法である。 |
エ | 隣り合ったデータの比較と入替えを繰り返すことによって,小さな値のデータを次第に端の方に移していく方法である。 |
問7
右の流れ図が左の流れ図と同じ動作をするために,a,bに入るYesとNoの組合せはどれか。

a | b | |
ア | No | No |
イ | No | Yes |
ウ | Yes | No |
エ | Yes | Yes |
問9
表のCPIと構成比率で,3種類の演算命令が合計1,000,000命令実行されるプログラムを,クロック周波数が1GHzのプロセッサで実行するのに必要な時間は何ミリ秒か。
演算命令 | CPI(Cycles Per Instruction) | 構成比率(%) |
浮動小数点加算 | 3 | 20 |
浮動小数点乗算 | 5 | 20 |
整数演算 | 2 | 60 |
ア | 0.4 |
---|---|
イ | 2.8 |
ウ | 4.0 |
エ | 28.0 |
問10
ア | 主記憶と入出力装置,又は主記憶同士のデータの受渡しをCPU経由でなく直接やり取りする方式 |
---|---|
イ | 主記憶にデータを送り出す際に,データをキャッシュに書き込み,キャッシュがあふれたときに主記憶へ書き込む方式 |
ウ | 主記憶のデータの一部をキャッシュにコピーすることによって,レジスタと主記憶とのアクセス速度の差を縮める方式 |
エ | 主記憶を複数の独立して動作するグループに分けて,各グループに並列にアクセスする方式 |
問11
ア | ディスクアットワンス |
---|---|
イ | ディスクキャッシュ |
ウ | ディスクストライピング |
エ | ディスクミラーリング |
問12
横1,600画素,縦1,200画素で,24ビットのカラー情報をもつ画像が撮影できるディジタルカメラがある。このカメラに1Gバイトの記録用メモリを使用すると,何枚の画像が記録できるか。ここで,1Gバイトは109バイトとする。また,メモリの全容量を画像の記録に利用できるものとし,画像は圧縮しないものとする。
ア | 21 |
---|---|
イ | 173 |
ウ | 520 |
エ | 1388 |
問13
図に示すように,2系統のシステムで構成され,一方は現用系としてオンライン処理を行い,もう一方は待機系として現用系の故障に備えている。通常,待機系はバッチ処理を行っている。このようなシステム構成を何と呼ぶか。

ア | シンプレックスシステム |
---|---|
イ | デュアルシステム |
ウ | デュプレックスシステム |
エ | パラレルプロセッサシステム |
問14
システムの信頼性設計のうち,フールプルーフを採用した設計はどれか。
ア | オペレータが不注意による操作誤りを起こさないように,操作の確認などに配慮した設計 |
---|---|
イ | システムの一部に異常や故障が発生したとき,その影響が小さくなるような設計 |
ウ | 障害の発生を予防できるように,機器の定期保守を組み入れた運用システムの設計 |
エ | 装置を二重化し,一方が故障してもその装置を切り離してシステムの運用を継続できる設計 |
問15
3台のコンピュータ A~C が図のように接続されている場合,システム全体の稼働率は幾らか。ここで,A~C の稼働率は,すべて0.8とする。また,コンピュータA,Bによって構成されている並列接続部分については,A,Bのいずれか1台でも稼働していれば,当該部分は稼働しているものとする。

ア | 0.512 |
---|---|
イ | 0.768 |
ウ | 0.928 |
エ | 0.992 |
問16
ア | 各タスクの優先度を決めて,優先度が高い順に実行し,CPU割当てまでの待ち時間の長さに応じて優先度を徐々に上げていく。 |
---|---|
イ | 各タスクを実行可能待ち行列に置かれた順に実行し,一定時間が経過したら実行を中断して実行可能待ち行列の最後尾に加える。 |
ウ | 処理予定時間が最も短いタスクから順に処理を実行する。現在実行中の処理が終了するか,又は何らかの要因によって中断されたとき,次のタスクを開始する。 |
エ | タスクがシステムに到着した順に実行可能待ち行列の最後尾に加え,常に実行可能待ち行列の先頭のタスクにCPUを割り当てる。 |
問17
フラグメンテーションに関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | 可変長ブロックのメモリプール管理方式では,様々な大きさのメモリ領域の獲得や返却を行ってもフラグメンテーションは発生しない。 |
---|---|
イ | 固定長ブロックのメモリプール管理方式では,可変長ブロックのメモリプール管理方式よりもメモリ領域の獲得と返却を速く行えるが,フラグメンテーションが発生しやすい。 |
ウ | フラグメンテーションの発生によって,合計としては十分な空きメモリ領域があるにもかかわらず,必要とするメモリ領域を獲得できなくなることがある。 |
エ | メモリ領域の獲得と返却の頻度が高いシステムでは,フラグメンテーションの発生を防止するため,メモリ領域が返却されるたびにガーベジコレクションを行う必要がある。 |
問18
ページング方式の説明として,適切なものはどれか。
ア | 仮想記憶空間と実記憶空間を,固定長の領域に区切り,対応づけて管理する方式 |
---|---|
イ | 主記憶装置の異なった領域で実行できるように,プログラムを再配置する方式 |
ウ | 主記憶装置を,同時に並行して読み書き可能な複数の領域に分ける方式 |
エ | 補助記憶装置に,複数のレコードをまとめて読み書きする方式 |
問19
ア | 主記憶における特定のデータやレジスタの値などを一時的に他の記憶装置に格納する。 |
---|---|
イ | 同一のファイルを二つの磁気ディスクに格納し,データ保存の信頼性を確保する。 |
ウ | ファイルの更新履歴を磁気ディスクに格納する。 |
エ | 複数のファイルを一つのファイルにまとめて,記憶装置に格納する。 |
問20
Javaなどのバイトコードプログラムをインタプリタで実行する方法と,コンパイルしてから実行する方法を,次の条件で比較するとき,およそ何行以上のバイトコードであれば,コンパイル方式の方がインタプリタ方式よりも処理時間(コンパイル時間も含む)が短くなるか。
〔条件〕
(1)実行時間はプログラムの行数に比例する。
(2)同じ100行のバイトコードのプログラムをインタプリタで実行すると0.2秒掛かり,コンパイルしてから実行すると0.003秒掛かる。
(3)コンパイル時間は100行当たり0.1秒掛かる。
(4)コンパイル方式の場合は,プログラムの行数に関係なくファイル入出力,コンパイラ起動などのために常に0.15秒のオーバヘッドが掛かる。
(5)プログラムファイルのダウンロード時間など,そのほかの時間は無視して考える。
〔条件〕
(1)実行時間はプログラムの行数に比例する。
(2)同じ100行のバイトコードのプログラムをインタプリタで実行すると0.2秒掛かり,コンパイルしてから実行すると0.003秒掛かる。
(3)コンパイル時間は100行当たり0.1秒掛かる。
(4)コンパイル方式の場合は,プログラムの行数に関係なくファイル入出力,コンパイラ起動などのために常に0.15秒のオーバヘッドが掛かる。
(5)プログラムファイルのダウンロード時間など,そのほかの時間は無視して考える。
ア | 50 |
---|---|
イ | 75 |
ウ | 125 |
エ | 155 |
問21
分解能が8ビットのD/A変換器に,ディジタル値0を入力したときの出力電圧が0Vとなり,ディジタル値128を入力したときの出力電圧が2.5Vとなる場合,最下位の1ビットの変化による当該D/A変換器の出力電圧の変化は何Vか。
ア | 2.5/128 |
---|---|
イ | 2.5/255 |
ウ | 2.5/256 |
エ | 2.5/512 |
問23
図の論理回路において,A=1,B=0,C=1のとき,P,Q,Rの値の適切な組合せはどれか。

P | Q | R | |
ア | 0 | 1 | 0 |
イ | 0 | 1 | 1 |
ウ | 1 | 0 | 1 |
エ | 1 | 1 | 0 |
注:
はNOT(否定)を,
はAND(論理積)を,
はOR(論理和)を,
はXOR(排他的論理和)を,
はNAND(否定論理積)を,
はNOR(否定論理和)を表す。






問24
ア | シーケンスチェック |
---|---|
イ | 重複チェック |
ウ | フォーマットチェック |
エ | 論理チェック |
問25
ア | 80 |
---|---|
イ | 160 |
ウ | 320 |
エ | 640 |
問26
属性aの値が決まれば属性bの値が一意に定まることを,a → b で表す。例えば,社員番号が決まれば社員名が一意に定まるということの表現は,社員番号 → 社員名である。この表記法に基づいて,図の関係が成立している属性 a~j を,関係データベース上の三つのテーブルで定義する組合せとして,適切なものはどれか。

ア | テーブル1(a) テーブル2(b,c,d,e) テーブル3(f,g,h,i,j) |
---|---|
イ | テーブル1(a,b,c,d,e) テーブル2(b,f,g,h) テーブル3(e,i,j) |
ウ | テーブル1(a,b,f,g,h) テーブル2(c,d) テーブル3(e,i,j) |
エ | テーブル1(a,c,d) テーブル2(b,f,g,h) テーブル3(e,i,j) |
問27
“商品” 表のデータが次の状態のとき,〔ビュー定義〕で示すビュー “収益商品” の行数が減少する更新処理はどれか。
商品
〔ビュー定義〕
CREATE VIEW 収益商品
AS SELECT * FROM 商品
WHERE 売値 - 仕入値 >= 40000
商品
商品コード | 品名 | 型式 | 売値 | 仕入値 |
S001 | T | T2003 | 150,000 | 100,000 |
S003 | S | S2003 | 200,000 | 170,000 |
S005 | R | R2003 | 140,000 | 80,000 |
〔ビュー定義〕
CREATE VIEW 収益商品
AS SELECT * FROM 商品
WHERE 売値 - 仕入値 >= 40000
ア | 商品コードがS001の売値を130,000に更新する。 |
---|---|
イ | 商品コードがS003の仕入値を150,000に更新する。 |
ウ | 商品コードがS005の売値を130,000に更新する。 |
エ | 商品コードがS005の仕入値を90,000に更新する。 |
問28
次の表は,営業担当者のある年度の販売実績である。この表の第1期から第4期の販売金額の平均が4,000万円以上で,どの期でも3,000万円以上販売している営業担当者の名前を求めるSQL文として,適切なものはどれか。ここで,金額の単位は千円とする。
販売実績
販売実績
番号 | 名前 | 第1期 | 第2期 | 第3期 | 第4期 |
123 | 山田 一郎 | 29,600 | 31,900 | 36,600 | 41,500 |
594 | 鈴木 太郎 | 43,500 | 45,300 | 30,400 | 46,400 |
612 | 佐藤 花子 | 49,600 | 39,400 | 42,300 | 51,100 |
︙ | ︙ | ︙ | ︙ | ︙ | ︙ |
ア | SELECT 名前 FROM 販売実績 WHERE (第1期+第2期+第3期+第4期)/4 >= 40000 OR 第1期 >= 30000 OR 第2期 >= 30000 OR 第3期 >= 30000 OR 第4期 >= 30000 |
---|---|
イ | SELECT 名前 FROM 販売実績 WHERE (第1期+第2期+第3期+第4期) >= 40000 AND 第1期 >= 30000 AND 第2期 >= 30000 AND 第3期 >= 30000 AND 第4期 >= 30000 |
ウ | SELECT 名前 FROM 販売実績 WHERE 第1期 > 40000 OR 第2期 > 40000 OR 第3期 > 40000 OR 第4期 > 40000 AND 第1期 >= 30000 OR 第2期 >= 30000 OR 第3期 >= 30000 OR 第4期 >= 30000 |
エ | SELECT 名前 FROM 販売実績 WHERE (第1期+第2期+第3期+第4期) >= 160000 AND 第1期 >= 30000 AND 第2期 >= 30000 AND 第3期 >= 30000 AND 第4期 >= 30000 |
問29
ア | アクセス頻度の高いデータの処理速度を上げるためには,排他制御が必要である。 |
---|---|
イ | 処理速度を上げるため,排他制御を行うデータの範囲は極力大きくすべきである。 |
ウ | データアクセス時のデッドロックを防止するために,排他制御が必要である。 |
エ | 複数の人が同時に更新する可能性のあるデータには,排他制御が必要である。 |
問30
ア | クライアントのアプリケーションプログラムは,複数のサーバ上のデータベースをアクセスする。アプリケーションプログラムは,データベースがあたかも一つのサーバ上で稼働しているかのようにアクセスできる。 |
---|---|
イ | クライアントのアプリケーションプログラムは,複数のサーバ上のデータベースをアクセスする。アプリケーションプログラムはどのサーバ上のデータベースをアクセスするのかを知っている必要がある。 |
ウ | 複数のクライアントのアプリケーションプログラムが,一つのサーバ上のデータベースを共有してアクセスする。 |
エ | 複数のクライアントのアプリケーションプログラムは,一つのサーバ上のデータベースを,サーバ上のアプリケーションプログラムを介してアクセスする。 |
問31
ルータの機能として,適切なものはどれか。
ア | OSI基本参照モデルの第4~7層のプロトコルが異なるLAN同士を接続する。 |
---|---|
イ | ネットワークに接続されている機器数の把握や稼働状況の集中管理をする。 |
ウ | 複数のLANをOSI基本参照モデルの第2層(データリンク層)で接続し,MACアドレスによるパケットのフィルタリングを行う。 |
エ | 複数のLANをOSI基本参照モデルの第3層(ネットワーク層)で接続し,パケットを中継する。 |
問32
TCP/IPネットワークにおけるARPの説明として,適切なものはどれか。
ア | IPアドレスからMACアドレスを得るプロトコルである。 |
---|---|
イ | IPネットワークにおける誤り制御のためのプロトコルである。 |
ウ | ゲートウェイ間のホップ数によって経路を制御するプロトコルである。 |
エ | 端末に対して動的にIPアドレスを割り当てるためのプロトコルである。 |
問33
TCP/IPネットワークでDNSが果たす役割はどれか。
ア | PCやプリンタなどからのIPアドレス付与の要求に対して,サーバに登録してあるIPアドレスの中から使用されていないIPアドレスを割り当てる。 |
---|---|
イ | サーバにあるプログラムを,サーバのIPアドレスを意識することなく,プログラム名の指定だけで呼び出すようにする。 |
ウ | 社内のプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換し,インターネットへのアクセスを可能にする。 |
エ | ドメイン名やホスト名などとIPアドレスとを対応付ける。 |
問35
ア | 外部のネットワークへアクセスするときに,ゲートウェイが一つのIPアドレスを複数の端末で共用させるために使用する情報である。 |
---|---|
イ | クラス A~D を識別するために使用する4ビットの情報である。 |
ウ | ネットワーク内にある全てのノードに対して,同一の情報を送信するために使用される情報である。 |
エ | ホストアドレス部の情報を分割し,複数のより小さいネットワークを形成するために使用する情報である。 |
問36
手順に示す電子メールの送受信によって得られるセキュリティ上の効果はどれか。
〔手順〕
(1)送信者は,電子メールの本文を共通鍵暗号方式で暗号化し(暗号文),その共通鍵を受信者の公開鍵を用いて公開鍵暗号方式で暗号化する(共通鍵の暗号化データ)。
(2)送信者は,暗号文と共通鍵の暗号化データを電子メールで送信する。
(3)受信者は,受信した電子メールから取り出した共通鍵の暗号化データを,自分の秘密鍵を用いて公開鍵暗号方式で復号し,得た共通鍵で暗号文を復号する。
〔手順〕
(1)送信者は,電子メールの本文を共通鍵暗号方式で暗号化し(暗号文),その共通鍵を受信者の公開鍵を用いて公開鍵暗号方式で暗号化する(共通鍵の暗号化データ)。
(2)送信者は,暗号文と共通鍵の暗号化データを電子メールで送信する。
(3)受信者は,受信した電子メールから取り出した共通鍵の暗号化データを,自分の秘密鍵を用いて公開鍵暗号方式で復号し,得た共通鍵で暗号文を復号する。
ア | 送信者による電子メールの送達確認 |
---|---|
イ | 送信者のなりすましの検出 |
ウ | 電子メールの本文の改ざんの有無の検出 |
エ | 電子メールの本文の内容の漏えいの防止 |
問37
認証局が侵入され,攻撃者によって不正なWebサイト用のディジタル証明書が複数発行されたおそれがある。どのディジタル証明書が不正に発行されたものか分からない場合,誤って不正に発行されたディジタル証明書を用いたWebサイトにアクセスしないために利用者側で実施すべき対策はどれか。
ア | Webサイトのディジタル証明書の有効期限が過ぎている場合だけアクセスを中止する。 |
---|---|
イ | Webサイトへのアクセスログを確認し,ドメインがWhoisデータベースに登録されていない場合だけアクセスする。 |
ウ | 当該認証局のCP(Certificate Policy)の内容を確認し,セキュリティを考慮している内容である場合だけアクセスする。 |
エ | ブラウザで当該認証局を信頼していない状態に設定し,Webサイトのディジタル証明書に関するエラーが出た場合はアクセスを中止する。 |
問39
安全なWebアプリケーションの作り方について,攻撃と対策の適切な組合せはどれか。
攻擊 | 対策 | |
ア | SQLインジェクション | SQL文の組立てに静的プレースホルダを使用する。 |
イ | クロスサイトスクリプティング | 任意の外部サイトのスタイルシートを取り込めるようにする。 |
ウ | クロスサイトリクエストフォージェリ | リクエストにGETメソッドを使用する。 |
エ | セッションハイジャック | 利用者ごとに固定のセッションIDを使用する。 |
問41
ア | 業務の継続性を維持するために必要な人員計画と交代要員の要求スキルを示す指標 |
---|---|
イ | 業務を代替する遠隔地のシステム環境と,通常稼働しているシステム環境との設備投資の比率を示す指標 |
ウ | 災害発生時からシステムを再稼働するまでの時間を示す指標 |
エ | システムが再稼働したときに,データが災害発生前のどの時点の状態まで復旧されなければならないかを示す指標 |
答え : エ
分野 : マネジメント系 › サービスマネジメント › サービスマネジメント › サービスマネジメントシステムの計画及び運用
分野 : マネジメント系 › サービスマネジメント › サービスマネジメント › サービスマネジメントシステムの計画及び運用
問42
ア | DNSのゾーン転送に使用されることから,通信がファイアウォールで許可されている可能性が高い。 |
---|---|
イ | WebサイトのHTTPS通信での閲覧に使用されることから,侵入検知システムで検知される可能性が低い。 |
ウ | Webサイトの閲覧に使用されることから,通信がファイアウォールで許可されている可能性が高い。 |
エ | ドメイン名の名前解決に使用されることから,侵入検知システムで検知される可能性が低い。 |
問44
ア | IPマスカレード機能による,インターネットからの不正侵入に対する防止効果 |
---|---|
イ | PPPoE機能による,経路上の盗聴に対する防止効果 |
ウ | WPA機能による,不正なWebサイトへの接続に対する防止効果 |
エ | WPS機能による,インターネットからのウイルス感染に対する防止効果 |
答え : ア
分野 : テクノロジ系 › 技術要素 › セキュリティ › セキュリティ実装技術
分野 : テクノロジ系 › 技術要素 › セキュリティ › セキュリティ実装技術
問45
生体認証システムを導入するときに考慮すべき点として,最も適切なものはどれか。
ア | システムを誤作動させるデータを無害化する機能をもつライブラリを使用する。 |
---|---|
イ | パターンファイルの頻繁な更新だけでなく,ヒューリスティックスなど別の手段と組み合わせる。 |
ウ | 本人のディジタル証明書を信頼できる第三者機関に発行してもらう。 |
エ | 本人を誤って拒否する確率と他人を誤って許可する確率の双方を勘案して装置を調整する。 |
問46
ア | 同じ性質をもつ複数のオブジェクトを抽象化して,整理すること |
---|---|
イ | 基底クラスの性質を派生クラスに受け継がせること |
ウ | クラス間に共通する性質を抽出し,基底クラスを作ること |
エ | データとそれを操作する手続を一つのオブジェクトにして,データと手続の詳細をオブジェクトの外部から隠蔽すること |
問47
ア | 移植性(Portability) |
---|---|
イ | 互換性(Compatibility) |
ウ | 修正性(Modifiability) |
エ | 使用性(Usability) |
問48
ブラックボックステストにおけるテストケースの設計方法として,適切なものはどれか。
ア | プログラム仕様書の作成又はコーディングが終了した段階で,仕様書やソースリストを参照して,テストケースを設計する。 |
---|---|
イ | プログラムの機能仕様やインタフェースの仕様に基づいて,テストケースを設計する。 |
ウ | プログラムの処理手順や内部構造に基づいて,テストケースを設計する。 |
エ | プログラムの全ての条件判定で,真と偽をそれぞれ1回以上実行させることを基準に,テストケースを設計する。 |
問51
作業 A~E で構成されるプロジェクトのアローダイアグラムである。全ての作業を1人で実施する予定だったが,2日目から6日目までの5日間は,別の1人が手伝うことになった。手伝いがない場合と比較し,開始から終了までの日数は最大で何日短くなるか。ここで,一つの作業を2人で同時には行えないが,他者から引き継ぐことはできる。また,引継ぎによる作業日数の増加はないものとする。

ア | 3 |
---|---|
イ | 4 |
ウ | 5 |
エ | 6 |
問54
開発期間10か月,開発工数200人月のプロジェクトを計画する。次の配分表を前提とすると,ピーク時の要員は何人か。ここで,各工程では開始から終了までの要員数は一定とする。
工程名 | |||||
要件定義 | 設計 | 開発・テスト | システムテスト | ||
項 目 | 工数配分 | 16% | 33% | 42% | 9% |
期間配分 | 20% | 30% | 40% | 10% |
ア | 18 |
---|---|
イ | 20 |
ウ | 21 |
エ | 22 |
問55
システムの移行テストを実施する主要な目的はどれか。
ア | 確実性や効率性の観点で,既存システムから新システムへの切替え手順や切替えに伴う問題点を確認する。 |
---|---|
イ | 既存システムの実データのコピーを利用して,新システムでも十分な性能が得られることを確認する。 |
ウ | 既存の他システムのプログラムと新たに開発したプログラムとのインタフェースの整合性を確認する。 |
エ | 新システムが,要求された全ての機能を満たしていることを確認する。 |
問56
複数の業務システムがある場合のアクセス管理の方法のうち,最も適切なものはどれか。
ア | 業務の担当変更に迅速に対応するために,業務グループごとに共通の利用者IDを使用する。 |
---|---|
イ | 人事異動が頻繁に発生する場合には,年初にまとめてアクセス権限の変更を行う。 |
ウ | 新入社員の名簿に基づいて,あらかじめ全業務システムに全員の利用者登録を実施しておく。 |
エ | 利用者の職位にかかわらず,業務システムごとに役割に応じて適切なアクセス権限の設定を行う。 |
問57
次の条件でITサービスを提供している。SLAを満たすことができる,1か月のサービス時間帯中の停止時間は最大何時間か。ここで,1か月の営業日数は30日とし,サービス時間帯中は,保守などのサービス計画停止は行わないものとする。
〔SLAの条件〕
・サービス時間帯は,営業日の午前8時から午後10時までとする。
・可用性を99.5%以上とする。
〔SLAの条件〕
・サービス時間帯は,営業日の午前8時から午後10時までとする。
・可用性を99.5%以上とする。
ア | 0.3 |
---|---|
イ | 2.1 |
ウ | 3.0 |
エ | 3.6 |
問58
経営者が社内のシステム監査人の外観上の独立性を担保するために講じる措置として,最も適切なものはどれか。
ア | システム監査人にITに関する継続的学習を義務付ける。 |
---|---|
イ | システム監査人に必要な知識や経験を定めて公表する。 |
ウ | システム監査人の監査技法研修制度を設ける。 |
エ | システム監査人の所属部署を内部監査部門とする。 |
問59
ア | アクセス管理機能の検証 |
---|---|
イ | フェールソフト機能の検証 |
ウ | フォールトトレラント機能の検証 |
エ | リカバリ機能の検証 |
問60
ア | 当該データが経営効率の改善に役立っているかどうかを分析していること |
---|---|
イ | 当該データの記録媒体に秘密を意味する表示をしていること |
ウ | 当該データの内容が刊行物に掲載されていないかを定期的に確認していること |
エ | 当該データの内容が公序良俗に反していないかを確認していること |
問61
ア | 企業で将来的に必要となる最上位の業務機能と業務組織を表した業務の全体像 |
---|---|
イ | 業務手順やコンピュータ入出力情報など実現すべき要件 |
ウ | 日次や月次で行う利用者業務やコンピュータ入出力作業の業務手順 |
エ | 必要なハードウェアやソフトウェアを記述した最上位レベルのシステム方式 |
問62
全体最適化計画の立案時に検討する外部資源の活用に関する記述のうち, “システム管理基準” に照らして適切なものはどれか。
ア | 開発業務に外部資源を活用する場合は,自社のプロジェクトマネジメントの力量に応じて,構築するシステムの規模を制限する。 |
---|---|
イ | 自社のシステム開発と運用を外部ベンダに継続して委託しているので,新規のシステム構築も同じベンダに一括委託する計画とする。 |
ウ | 自社のシステム部門に十分な人数を擁しており,従来,自社開発を行ってきた場合は,新たな外部資源活用の計画は不要である。 |
エ | システムの開発から運用・保守に至るプロセスにおいて活用できる内部資源の量と質を把握した上で,外部資源の活用を計画する。 |
答え : エ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › 情報システム戦略
問63
改善の効果を定量的に評価するとき,複数の項目の評価点を統合し,定量化する方法として重み付け総合評価法がある。表の中で優先すべき改善案はどれか。
評価項目 | 評価項目の 重み | 改善案 | |||
案1 | 案2 | 案3 | 案4 | ||
省力化 | 4 | 6 | 8 | 2 | 5 |
期間短縮 | 3 | 5 | 5 | 9 | 5 |
資源削減 | 3 | 6 | 4 | 7 | 6 |
ア | 案1 |
---|---|
イ | 案2 |
ウ | 案3 |
エ | 案4 |
問64
SOAを説明したものはどれか。
ア | 業務体系,データ体系,適用処理体系,技術体系の四つの主要概念から構成され,業務とシステムの最適化を図る。 |
---|---|
イ | サービスというコンポーネントからソフトウェアを構築することによって,ビジネス変化に対応しやすくする。 |
ウ | データフローダイアグラムを用い,情報に関するモデルと機能に関するモデルを同時に作成する。 |
エ | 連接,選択,反復の三つの論理構造の組合せで,コンポーネントレベルの設計を行う。 |
問65
IT投資を,投資目的によって表のように分類した。IT投資評価の指標としてKPIを使用するとき,戦略的投資に該当するKPIの例はどれか。
分類 | 投資目的 |
業務効率投資 | 業務の効率向上,業務の生産性向上など |
情報活用投資 | ナレッジの共有,管理精度の向上など |
戦略的投資 | 競争優位の確立,ビジネスの創出など |
IT基盤投資 | ITコスト削減,システム性能向上など |
ア | システムの障害件数 |
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イ | 新製品投入後の市場シェア |
ウ | 提案事例の登録件数 |
エ | 連結決算の所要日数 |
答え : イ
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
問66
ア | 開発計画 |
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イ | 事業継続計画 |
ウ | 全体最適化計画 |
エ | 年間運用計画 |
問67
ア | 市場成長率,市場占有率ともに高い製品である。成長に伴う投資も必要とするので,資金創出効果は大きいとは限らない。 |
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イ | 市場成長率,市場占有率ともに低い製品である。資金創出効果は小さく,資金流出量も少ない。 |
ウ | 市場成長率は高いが,市場占有率が低い製品である。長期的な将来性を見込むことはできるが,資金創出効果の大きさは分からない。 |
エ | 市場成長率は低いが,市場占有率は高い製品である。資金創出効果が大きく,企業の支柱となる資金源である。 |
問68
SWOT分析を説明したものはどれか。
ア | 企業の財務諸表を基に,収益性及び安全性を分析する手法である。 |
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イ | 経営戦略を立てるために,自社の強みと弱み,機会と脅威を分析する手法である。 |
ウ | 自社製品・サービスの市場での位置付けや評価を明らかにする手法である。 |
エ | 自社製品の価格設定のために,市場での競争力を分析する手法である。 |
問69
コアコンピタンス経営を説明したものはどれか。
ア | 企業内に散在している知識を共有化し,全体の問題解決力を高める経営を行う。 |
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イ | 迅速な意思決定のために,組織の階層をできるだけ少なくした平型の組織構造によって経営を行う。 |
ウ | 優れた業績を上げている企業との比較分析から,自社の経営革新を行う。 |
エ | 他社にはまねのできない,企業独自のノウハウや技術などの強みを核とした経営を行う。 |
問71
3PL(3rd Party Logistics)を説明したものはどれか。
ア | 購買,生産,販売及び物流の一連の業務を,企業間で全体最適の視点から見直し,納期短縮や在庫削減を図る。 |
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イ | 資材の調達から生産,保管,販売に至るまでの物流全体を,費用対効果が最適になるように総合的に管理し,合理化する。 |
ウ | 電子・電機メーカから,製品の設計や資材調達,生産,物流,修理などを一括して受託する。 |
エ | 物流業務に加え,流通加工なども含めたアウトソーシングサービスを行い,また荷主企業の物流企画も代行する。 |
問72
PLM(Product Lifecycle Management)の目的はどれか。
ア | NC工作機械,自動搬送装置,倉庫などを有機的に結合し,コンピュータで集中管理することで多品種少量生産に対応できる生産の自動化を実現する。 |
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イ | 製品開発,製造,販売,保守,リサイクルに至る製造業のプロセスにおいて,製品に関連する情報を一元管理し,商品力向上やコスト低減を図る。 |
ウ | 製品の生産計画に基づいてその生産に必要な資材の所要量を展開し,これを基準にして資材の需要とその発注時期を算出する。 |
エ | 部品の供給から製品の販売までの一連のプロセスの情報をリアルタイムで交換することによって,在庫の削減とリードタイムの短縮を実現する。 |
問73
インターネットオークションにおいて,出品者と落札者の間の決済で使用されるエスクローサービスはどれか。
ア | 決済に関する情報の利用に関して,情報の保護基準が守られているかを第三者機関によって監視する仕組みのこと |
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イ | 決済に関する電子メールなどの情報交換において,送信元とメールアドレスが正常であることを認証する仕組みのこと |
ウ | 決済に使用されるクレジットカード情報を暗号化したり,正規のショップであることを認証局によって確認したりすることによって,取引の安全を確保する仕組みのこと |
エ | 決済を仲介し,落札者から送金を受け,商品の受渡し完了後に出品者へ送金を行う仕組みのこと |
問74
ロングテールの説明はどれか。
ア | Webコンテンツを構成するテキストや画像などのディジタルコンテンツに,統合的・体系的な管理,配信などの必要な処理を行うこと |
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イ | インターネットショッピングで,売上の全体に対して,あまり売れない商品群の売上合計が無視できない割合になっていること |
ウ | 自分のWebサイトやブログに企業へのリンクを掲載し,他者がこれらのリンクを経由して商品を購入したときに,企業が紹介料を支払うこと |
エ | メーカや卸売業者から商品を直接発送することによって,在庫リスクを負うことなく自分のWebサイトで商品が販売できること |
問75
CIOの果たすべき役割はどれか。
ア | 各部門の代表として,自部門のシステム化案を情報システム部門に提示する。 |
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イ | 情報技術に関する調査,利用研究,関連部門への教育などを実施する。 |
ウ | 全社的観点から情報化戦略を立案し,経営戦略との整合性の確認や評価を行う。 |
エ | 豊富な業務経験,情報技術の知識,リーダシップをもち,プロジェクトの運営を管理する。 |
問76
OJTによるスキル修得に該当するものはどれか。
ア | コンピュータ会社が主催する講習会に参加する。 |
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イ | システム運用に関する通信教育講座を履修する。 |
ウ | 自部門のシステム運用担当者とともに業務を行う。 |
エ | 情報システム部が主催する社内の研修に参加する。 |
問77
事業部制組織を説明したものはどれか。
ア | ある問題を解決するために一定の期間に限って結成され,問題解決とともに解散する。 |
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イ | 業務を機能別に分け,各機能について部下に命令,指導を行う。 |
ウ | 製品,地域などで構成された組織単位に,利益責任をもたせる。 |
エ | 戦略的提携や共同開発など外部の経営資源を積極的に活用することによって,経営環境に対応していく。 |
問79
著作権法に抵触するおそれがある行為はどれか。
ア | 購入したプログラムについて,著作権は譲渡されていなかったが,自社における使用の許諾を得ることができたので,子会社にコピーを提供し,利用させた。 |
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イ | 購入したプログラムを著作者に無断でバックアップ用にコピーし,自社に保管した。 |
ウ | 自社のコンピュータで効果的に使用するために,購入したプログラムを著作者に無断で一部改変した。 |
エ | 特別な契約や就業規則上の特段の定めがなく,業務として従業員が作成したプログラムを,会社が作成者に無断でコピーし,他社に販売した。 |
答え : ア
分野 : ストラテジ系 › 企業と法務 › 法務 › 知的財産権
分野 : ストラテジ系 › 企業と法務 › 法務 › 知的財産権
問80
自社で雇用している社員を他社に派遣し,PCへのデータ入力業務に従事させることになった。労働者派遣法で定められているものはどれか。
ア | 派遣元企業は,派遣労働者が派遣元企業を辞めて派遣先企業に雇用されることを禁止できる。 |
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イ | 派遣先企業は派遣元企業に対して,派遣労働者を指名して派遣を要請できる。 |
ウ | 派遣労働者の派遣契約期間は,最長3年間である。 |
エ | 一般の派遣契約において,派遣先企業は派遣労働者の事前面接や履歴書の提出を要請できる。 |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › 企業と法務 › 法務 › 労働関連・取引関連法規
分野 : ストラテジ系 › 企業と法務 › 法務 › 労働関連・取引関連法規