チェックポイント【checkpoint】
概要

データベースのチェックポイント
データベース管理システム(DBMS)で、データベースへの変更をストレージ(外部記憶装置)上のファイルに書き込む処理や、最後にそのような書き込み処理が行われた時点のことをチェックポイントという。
データベースの内容の変更はまずメインメモリ(RAM)上で行われ、ストレージへの反映は変更内容がある程度溜まってからまとめて行われる。障害発生時にはチェックポイントのデータを元に復旧作業を行なうことが多い。
障害発生時にすでにコミットされたトランザクションの復旧には、チェックポイント時のデータにトランザクションログに記録された処理を適用していき、コミット時の状態に戻す。この作業を「ロールフォワード」(roll forward)という。
一方、障害発生時にコミットされていなかったトランザクションの場合は処理をすべて取り消して開始前の状態を復元し、最初からトランザクションをやり直す。これを「ロールバック」(rollback)という。
(2019.10.5更新)
「チェックポイント」の関連用語
他の用語辞典による「チェックポイント」の解説 (外部サイト)
資格試験などの「チェックポイント」の出題履歴
▼ 基本情報技術者試験
【平23修12 問31】 データベース回復作業時間を短縮するために,トランザクション情報を定期的にディスクに書き出す処理はどれか。
【平22修7 問34】 データベース回復作業時間を短縮するために,トランザクション情報を定期的にディスクに書き出す処理はどれか。