ブラックボックステスト 【black box testing】 機能テスト / FT / functional test / ファンクションテスト / function test / ファンクショナルテスト

概要

ブラックボックステスト(black box testing)とは、ソフトウェアシステムのテスト手法の一つで、テスト対象の内部構造を考慮に入れず、外部から見た機能や振る舞いが正しいかどうかだけを検証する方式。

入力出力のみに着目し、様々な入力に対して想定通りの出力が得られるかどうかを確認する。テストケースの作成などに関して、内部の処理手順やプログラムの構造などは考慮しない。

とはいえ、闇雲にを与えても正しい処理がわれているか確認できないため、仕様上同じ処理がわれるはずのの範囲やグループを求め、それぞれの範囲から代表値を選んでテストする「同値分割」や、範囲の境界付近が正しく処理されるか確認する「限界値分析」(境界値分析)などの手法が用いられる。

一方、プログラムなどの構造を見ながら内部のデータコードが正しく機能しているかを検証する手法を「ホワイトボックステスト」(white box testing)という。

(2018.8.28更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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