読み方 : オンラインしょり

オンライン処理【online processing】オンラインシステム/online system

概要

オンライン処理とはコンピュータシステムの処理方式の一種で、端末が通信回線を介してホストコンピュータに接続し、処理要求が生じた時点で即座に送信・実行する方式。
オンライン処理のイメージ画像

端末から送信された処理要求は、ネットワークを経由してホストコンピュータへ伝送される。ホストは要求を受け取り次第、必要な演算やデータベースの更新を実施し、結果を端末へ返す。

処理要求を受信後、直ちに処理して結果を返す方式を「オンラインリアルタイム処理」という。金融機関のATMでの入出金取引や、航空機や列車の座席予約システム、インターネット通販の注文処理など、即時性が求められる業務に広く採用されている。

オンライン処理と対比される処理方式として「オフライン処理」あるいは「バッチ処理」という。処理要求を記録しておいて定期的にホストコンピュータに持ち込み、一気に処理する方式である。通信インフラが未整備だった時代に、記憶媒体に処理データを記録して物理的に計算センターに運び込んでいたことからこのように呼ばれる。

オンライン処理とバッチ処理を組み合わせた「オンラインバッチ処理」あるいは「センターカット方式」と呼ばれる方式もある。これは端末から日中に受け付けた処理要求をファイルなどに記録しておき、夜間や休日などにオンライン処理用のシステムでまとめて一括実行する方式である。銀行の勘定締め処理などがこれに当たり、バッチ処理用のシステムを別に用意する必要がなく、オンラインシステムが有休状態となる夜間や休日にも処理を行って負荷を平準化できる利点がある。

(2026.7.10更新)
 

他の辞典等による「オンライン処理」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「オンライン処理」の出題履歴

▼ 基本情報技術者試験
平22修6】 オンラインシステムの障害対策に関する記述のうち,適切なものはどれか。
平21修12】 オンラインシステムの性能を評価するとき,特に業務処理性能を評価する指標として,最も適切なものはどれか。
平21秋】 オンラインシステムにおいて,1トランザクションの処理に平均60万命令を実行し,平均2回のファイルアクセスが必要であるとき,CPU性能が30MIPSであるコンピュー夕の1トランザクションの平均処理時間は何ミリ秒か。

本ページを参照・引用している文書・論文など (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。