スーパークラス 【superclass】 親クラス / parent class / 基底クラス / base class / 基本クラス / ベースクラス

概要

スーパークラス(superclass)とは、オブジェクト指向プログラミングにおいて、あるクラスの仕様を継承して新しいクラスを作成する際に、元となるクラスのこと。新しいクラスのことは「サブクラス」(subclass)、「派生クラス」(derived class)、「子クラス」(child class)などと呼ぶ。

サブクラスはスーパークラスの持つプロパティメソッドを引き継いでおり、スーパークラスに無い独自の部分だけを新たに定義・実装して作られる。また、スーパークラスで定義されているメソッドなどを上書きオーバーライド)して独自のものに改変することもできる。

言語によっては、あるクラスサブクラスを元にさらにサブクラス(孫クラス)を作成することもでき、標準のクラス群を木構造的に何段階も派生させ、徐々に具体性・個別性を持たせていくことができる。

一般的には木構造の根本に近いスーパークラスほど抽象的・シンプルで機能や構成要素が少なく、派生すればするほど機能が豊富で具体的な、「重たい」仕様となる。

(2020.1.15更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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