基本情報技術者(科目A)過去問集 - 令和4年1月修了試験
問1
0以上65,536未満の整数xを,16ビットの2進数で表現して,上位8ビットと下位8ビットを入れ替える。得られたピット列を2進数とみなしたとき,その値をxを用いた式で表したものはどれか。ここで,a÷b はaをbで割った商の整数部分を,a%b はaをbで割った余りを表す。また,式の中の数値は10進数である。
ア | (x÷256)+(x%256) |
---|---|
イ | (x÷256)+(x%256)×256 |
ウ | (x÷256)×256+(x%256) |
エ | (x÷256)×256+(x%256)×256 |
問2
次の図は,ある地方の日単位の天気の移り変わりを示したものであり,数値は翌日の天気の変化の確率を表している。ある日の天気が雨のとき,2日後の天気が晴れになる確率は幾らか。

ア | 0.15 |
---|---|
イ | 0.27 |
ウ | 0.3 |
エ | 0.33 |
問3
相関係数に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | 全ての標本点が正の傾きをもつ直線上にあるときは,相関係数が+1になる。 |
---|---|
イ | 変量間の関係が線形のときは,相関係数が0になる。 |
ウ | 変量間の関係が非線形のときは,相関係数が負になる。 |
エ | 無相関のときは,相関係数が-1になる。 |
問4
多数のクライアントが,LANに接続された1台のプリンタを共同利用するときの印刷要求から印刷完了までの所要時間を,待ち行列理論を適用して見積もる場合について考える。プリンタの運用方法や利用状況に関する記述のうち,M/M/1の待ち行列モデルの条件に反しないものはどれか。
ア | 一部のクライアントは,プリンタの空き具合を見ながら印刷要求をする。 |
---|---|
イ | 印刷の緊急性や印刷量の多少にかかわらず,先着順に印刷する。 |
ウ | 印刷待ち文書の総量がプリンタのバッファサイズを超えるときは,一時的に受付を中断する。 |
エ | 一つの印刷要求から印刷完了までの所要時間は,印刷の準備に要する一定時間と,印刷量に比例する時間の合計である。 |
問5
ア | 個々の行動に対しての善しあしを得点として与えることによって,得点が最も多く得られるような方策を学習する。 |
---|---|
イ | コンピュータ利用者の挙動データを蓄積し,挙動データの出現頻度に従って次の挙動を推論する。 |
ウ | 正解のデータを提示したり,データが誤りであることを指摘したりすることによって,未知のデータに対して正誤を得ることを助ける。 |
エ | 正解のデータを提示せずに,統計的性質や,ある種の条件によって入力パターンを判定したり,クラスタリングしたりする。 |
問6
PCM方式によって音声をサンプリング(標本化)して8ビットのデジタルデータに変換し,圧縮せずにリアルタイムで転送したところ,転送速度は64,000ビット/秒であった。このときのサンプリング間隔は何マイクロ秒か。
ア | 15.6 |
---|---|
イ | 46.8 |
ウ | 125 |
エ | 128 |
問7
リストを二つの1次元配列で実現する。配列要素 box[i] と next[i] の対がリストの一つの要素に対応し,box[i] に要素の値が入り,next[i] に次の要素の番号が入る。配列が図の状態の場合,リストの3番目と4番目との間に値がHである要素を挿入したときの next[8] の値はどれか。ここで,next[0] がリストの先頭(1番目)の要素を指し,next[i] の値が0である要素はリストの最後を示し,next[i] の値が空白である要素はリストに連結されていない。

ア | 3 |
---|---|
イ | 5 |
ウ | 7 |
エ | 8 |
問8
アルファベット3文字で構成されるキーがある。次の式によってハッシュ値hを決めるとき,キー “SEP” と衝突するのはどれか。ここで,a mod b は,aをbで割った余りを表す。
h = (キーの各アルファベットの順位の総和) mod 27
h = (キーの各アルファベットの順位の総和) mod 27

ア | APR |
---|---|
イ | FEB |
ウ | JAN |
エ | NOV |
問9
再帰的に定義された手続 proc で,proc(5)を実行したとき,印字される数字を順番に並べたものはどれか。
proc(n)
n=0 ならば戻る
そうでなければ
{
nを印字する
proc(n-1)を呼び出す
nを印字する
}
を実行して戻る
proc(n)
n=0 ならば戻る
そうでなければ
{
nを印字する
proc(n-1)を呼び出す
nを印字する
}
を実行して戻る
ア | 543212345 |
---|---|
イ | 5432112345 |
ウ | 54321012345 |
エ | 543210012345 |
問10
XMLに関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | HTMLを基にして,その機能を拡張したものである。 |
---|---|
イ | XML文書を入力するためには専用のエディタが必要である。 |
ウ | 自在にタグを宣言して,文書の属性情報や論理構造を定義することができる。 |
エ | 文書の論理構造と表示スタイルを統合したものである。 |
問11
ア | 演算を行うために,メモリから読み出したデータを保持する。 |
---|---|
イ | 条件付き分岐命令を実行するために,演算結果の状態を保持する。 |
ウ | 命令のデコードを行うために,メモリから読み出した命令を保持する。 |
エ | 命令を読み出すために,次の命令が格納されたアドレスを保持する。 |
問12
コンピュータは,入力,記憶,演算,制御及び出力の五つの機能を実現する各装置から構成される。命令はどの装置から取り出され,どの装置で解釈されるか。
取出し | 解釈 | |
ア | 演算 | 制御 |
イ | 記憶 | 制御 |
ウ | 制御 | 演算 |
エ | 入力 | 演算 |
問13
図に示す構成で,表に示すようにキャッシュメモリと主記憶のアクセス時間だけが異なり,他の条件は同じ2種類のCPU XとYがある。
あるプログラムをCPU XとYとでそれぞれ実行したところ,両者の処理時間が等しかった。このとき,キャッシュメモリのヒット率は幾らか。ここで,CPU以外の処理による影響はないものとする。
あるプログラムをCPU XとYとでそれぞれ実行したところ,両者の処理時間が等しかった。このとき,キャッシュメモリのヒット率は幾らか。ここで,CPU以外の処理による影響はないものとする。

ア | 0.75 |
---|---|
イ | 0.90 |
ウ | 0.95 |
エ | 0.96 |
問14
次に示す接続のうち,デイジーチェーンと呼ばれる接続方法はどれか。
ア | PCと計測機器とをRS-232Cで接続し,PCとプリンタとをUSBを用いて接続する。 |
---|---|
イ | Thunderbolt接続ポートが2口ある4Kディスプレイ2台を,PCのThunderbolt接続ポートから1台目のディスプレイにケーブルで接続し,さらに,1台目のディスプレイと2台目のディスプレイとの間をケーブルで接続する。 |
ウ | キーボード,マウス及びプリンタをUSBハブにつなぎ,USBハブとPCとを接続する。 |
エ | 数台のネットワークカメラ及びPCをネットワークハブに接続する。 |
問15
フォールトトレラントシステムの実現方法に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
ア | システムを1台のコンピュータではなく,複数台のコンピュータで多重化する。 |
---|---|
イ | システムをフェールソフト構造ではなく,フェールセーフ構造にする。 |
ウ | 装置や機器を多重化するのではなく,重要な処理を稼働率が高い装置で処理する。 |
エ | ハードウェアではなく,ソフトウェアによってフォールトトレラントを実現する。 |
問16
コンピュータシステムの信頼性に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア | は,システムが稼働している時間の割合を表す。 |
---|---|
イ | MTBF-MTTR は,システムが正常であった時間を表す。 |
ウ | MTBFは,正常なシステムが運用を開始してから初めて故障が起きるまでの時間を表す。 |
エ | MTTRは,システムの故障が回復した時点から次に故障が起きるまでの平均時間を表す。 |
問17
次の条件で四つのジョブがCPU処理及び印刷を行う場合に,最初のCPU処理を開始してから最後の印刷が終了するまでの時間は何分か。
〔条件〕
(1)多重度1で実行される。
(2)各ジョブのCPU処理時間は20分である。
(3)各ジョブはCPU処理終了時に400Mバイトの印刷データをスプーリングする。スプーリング終了後にOSの印刷機能が働き,プリンタで印刷される。
(4)プリンタは1台であり,印刷速度は100Mバイト当たり10分である。
(5)CPU処理と印刷機能は同時に動作可能で,互いに影響を及ぼさない。
(6)スプーリングに要する時間など,条件に記述されていない時間は無視できる。
〔条件〕
(1)多重度1で実行される。
(2)各ジョブのCPU処理時間は20分である。
(3)各ジョブはCPU処理終了時に400Mバイトの印刷データをスプーリングする。スプーリング終了後にOSの印刷機能が働き,プリンタで印刷される。
(4)プリンタは1台であり,印刷速度は100Mバイト当たり10分である。
(5)CPU処理と印刷機能は同時に動作可能で,互いに影響を及ぼさない。
(6)スプーリングに要する時間など,条件に記述されていない時間は無視できる。
ア | 120 |
---|---|
イ | 160 |
ウ | 180 |
エ | 240 |
問18
出力待ちの印刷要求を,同一機種の3台のプリンタ A~C のうちAから順に空いているプリンタに割り当てる(Cの次は再びAに戻る)システムがある。印刷要求の印刷時間が出力待ちの順に,5,12,4,3,10,4(分)である場合,印刷に要した時間が長い順にプリンタを並べたものはどれか。ここで,初期状態ではプリンタは全て空いているものとする。
ア | A,B,C |
---|---|
イ | B,A,C |
ウ | B,C,A |
エ | C,B,A |
問19
ア | 置換え対象ページの決定→ページイン→ページフォールト→ページアウト |
---|---|
イ | 置換え対象ページの決定→ページフォールト→ページアウト→ページイン |
ウ | ページフォールト→置換え対象ページの決定→ページアウト→ページイン |
エ | ページフォールト→置換え対象ページの決定→ページイン→ページアウト |
問20
モータの速度制御などにPWM(Pulse Width Modulation)制御が用いられる。PWMの駆動波形を示したものはどれか。ここで,波形は制御回路のポート出力であり,低域通過フィルタを通していないものとする。
ア | ![]() |
---|---|
イ | ![]() |
ウ | ![]() |
エ | ![]() |
問21
図の論理回路と等価な回路はどれか。

注:
はNOT(否定)を,
はAND(論理積)を,
はOR(論理和)を,
はXOR(排他的論理和)を,
はNAND(否定論理積)を,
はNOR(否定論理和)を表す。






ア | ![]() |
---|---|
イ | ![]() |
ウ | ![]() |
エ | ![]() |
問23
次の方式によって求められるチェックデジットを付加した結果はどれか。ここで,データを 7394,重み付け定数を 1234,基数を 11 とする。
〔方式〕
(1)データと重み付け定数の,対応する桁ごとの積を求め,それらの和を求める。
(2)和を基数で割って,余りを求める。
(3)基数から余りを減じ,その結果の1の位をチェックデジットとしてデータの末尾に付加する。
〔方式〕
(1)データと重み付け定数の,対応する桁ごとの積を求め,それらの和を求める。
(2)和を基数で割って,余りを求める。
(3)基数から余りを減じ,その結果の1の位をチェックデジットとしてデータの末尾に付加する。
ア | 73940 |
---|---|
イ | 73941 |
ウ | 73944 |
エ | 73947 |
問25
関係 “注文記録” の属性間に ①~⑥ の関数従属性があり,それに基づいて第3正規形まで正規化を行って, “商品” , “顧客” , “注文” , “注文明細” の各関係に分解した。関係 “注文明細” として,適切なものはどれか。ここで,{X,Y}は,属性XとYの組みを表し,X→Yは,XがYを関数的に決定することを表す。また,実線の下線は主キーを表す。
注文記録(注文番号,注文日,顧客番号,顧客名,商品番号,商品名,数量,販売単価)
〔関数従属性〕
① 注文番号→注文日
② 注文番号→顧客番号
③ 顧客番号→顧客名
④ {注文番号,商品番号}→数量
⑤ {注文番号,商品番号}→販売単価
⑥ 商品番号→商品名
注文記録(注文番号,注文日,顧客番号,顧客名,商品番号,商品名,数量,販売単価)
〔関数従属性〕
① 注文番号→注文日
② 注文番号→顧客番号
③ 顧客番号→顧客名
④ {注文番号,商品番号}→数量
⑤ {注文番号,商品番号}→販売単価
⑥ 商品番号→商品名
ア | 注文明細(注文番号,顧客番号,商品番号,顧客名,数量,販売単価) |
---|---|
イ | 注文明細(注文番号,顧客番号,数量,販売単価) |
ウ | 注文明細(注文番号,商品番号,数量,販売単価) |
エ | 注文明細(注文番号,数量,販売単価) |
問26
ア | CURSOR |
---|---|
イ | ORDER BY |
ウ | UNION |
エ | UNIQUE |
問27
“学生” 表と “学部” 表に対して次のSQL文を実行した結果として,正しいものはどれか。
〔SQL文〕
SELECT 氏名 FROM 学生,学部
WHERE 所属 = 学部名 AND 学部.住所 =‘新宿’
学生
|
学部
|
〔SQL文〕
SELECT 氏名 FROM 学生,学部
WHERE 所属 = 学部名 AND 学部.住所 =‘新宿’
ア | 氏名 -------- 応用花子 |
---|---|
イ | 氏名 -------- 応用花子 午前桜子 |
ウ | 氏名 -------- 応用花子 情報太郎 |
エ | 氏名 -------- 応用花子 情報太郎 午前桜子 |
問28
ア | 同一データベースに対する同一処理は,何度実行しても結果は同じである。 |
---|---|
イ | トランザクション完了後にハードウェア障害が発生しても,更新されたデータベースの内容は保証される。 |
ウ | トランザクション内の処理は,全てが実行されるか,全てが取り消されるかのいずれかである。 |
エ | 一つのトランザクションの処理結果は,他のトランザクション処理の影響を受けない。 |
問30
ア | 48ビットのネットワーク識別子であり,アクセスポイントのMACアドレスと一致する。 |
---|---|
イ | 48ビットのホスト識別子であり,有線LANのMACアドレスと同様の働きをする。 |
ウ | 最長32オクテットのネットワーク識別子であり,接続するアクセスポイントの選択に用いられる。 |
エ | 最長32オクテットのホスト識別子であり,ネットワーク上で一意である。 |
問32
ア | 192.168.1.14 と 192.168.1.17 |
---|---|
イ | 192.168.1.17 と 192.168.1.29 |
ウ | 192.168.1.29 と 192.168.1.33 |
エ | 192.168.1.33 と 192.168.1.49 |
問34
ア | RFIDを用いるIoT(InternetofThings)技術の一つであり,物流ネットワークを最適化するためのソフトウェアアーキテクチャ |
---|---|
イ | 様々なコンテンツをインターネット経由で効率よく配信するために開発された,ネットワーク上のサーバの最適配置手法 |
ウ | データ転送と経路制御の機能を論理的に分離し,データ転送に特化したネットワーク機器とソフトウェアによる経路制御の組合せで実現するネットワーク技術 |
エ | データフロー図やアクティビティ図などを活用し,業務プロセスの問題点を発見して改善を行うための,業務分析と可視化ソフトウェアの技術 |
問35
ア | Webサイトのコンテンツをキャッシュし,本来のサーバに代わってコンテンツを利用者に配信することによって,ネットワークやサーバの負荷を軽減する。 |
---|---|
イ | 外部からインターネットを経由して社内ネットワークにアクセスする際に,CHAPなどのプロトコルを中継することによって,利用者認証時のパスワードの盗聴を防止する。 |
ウ | 外部からインターネットを経由して社内ネットワークにアクセスする際に,時刻同期方式を採用したワンタイムパスワードを発行することによって,利用者認証時のパスワードの盗聴を防止する。 |
エ | 侵入して乗っ取ったコンピュータに対して,他のコンピュータへの攻撃などの不正な操作をするよう,外部から命令を出したり応答を受け取ったりする。 |
問38
ア | 暗号通信方式としてIPsecとTLSを選択可能にすることによって利用者の利便性を高める。 |
---|---|
イ | 公開鍵暗号方式と共通鍵暗号方式を組み合わせることによって鍵管理コストと処理性能の両立を図る。 |
ウ | 複数の異なる共通鍵暗号方式を組み合わせることによって処理性能を高める。 |
エ | 複数の異なる公開鍵暗号方式を組み合わせることによって安全性を高める。 |
問39
メッセージ認証符号の利用目的に該当するものはどれか。
ア | メッセージが改ざんされていないことを確認する。 |
---|---|
イ | メッセージの暗号化方式を確認する。 |
ウ | メッセージの概要を確認する。 |
エ | メッセージの秘匿性を確保する。 |
問41
自分の公開鍵のデジタル証明書をもつA氏が,B商店に対して電子メールを使って商品を注文するときに,A氏は自分の秘密鍵を用いてデジタル署名を行い,B商店はA氏の公開鍵を用いて署名を確認する。この手法によって実現できることはどれか。ここで,A氏の秘密鍵はA氏だけが使用できるものとする。
ア | A氏からB商店に送られた注文の内容が,第三者に漏れないようにできる。 |
---|---|
イ | A氏から発信された注文が,B商店に届くようにできる。 |
ウ | B商店からA氏への商品販売が許可されていることを確認できる。 |
エ | B商店に届いた注文が,A氏からの注文であることを確認できる。 |
問42
不正が発生する際には “不正のトライアングル” の3要素全てが存在すると考えられている。 “不正のトライアングル” の構成要素の説明として,適切なものはどれか。
ア | “機会” とは,情報システムなどの技術や物理的な環境,組織のルールなど,内部者による不正行為の実行を可能又は容易にする環境の存在である。 |
---|---|
イ | “情報と伝達” とは,必要な情報が識別,把握及び処理され,組織内外及び関係者相互に正しく伝えられるようにすることである。 |
ウ | “正当化” とは,ノルマによるプレッシャなどのことである。 |
エ | “動機” とは,良心のかしゃくを乗り越える都合の良い解釈や他人への責任転嫁など,内部者が不正行為を自ら納得させるための自分勝手な理由付けである。 |
問43
デジタルフォレンジックスの説明として,適切なものはどれか。
ア | あらかじめ設定した運用基準に従って,メールサーバを通過する送受信メールをフィルタリングすること |
---|---|
イ | 外部からの攻撃や不正なアクセスからサーバを防御すること |
ウ | 磁気ディスクなどの書換え可能な記憶媒体を廃棄する前に,単に初期化するだけではデータを復元できる可能性があるので,任意のデータ列で上書きすること |
エ | 不正アクセスなどコンピュータに関する犯罪に対してデータの法的な証拠性を確保できるように,原因究明に必要なデータの保全,収集,分析をすること |
問44
ア | 異なる圧縮方式で,機密ファイルを複数回圧縮する。 |
---|---|
イ | 専用の消去ツールで,磁気ディスクのマスタブートレコードを複数回消去する。 |
ウ | ランダムなビット列で,磁気ディスクの全領域を複数回上書きする。 |
エ | ランダムな文字列で,機密ファイルのファイル名を複数回変更する。 |
問45
システムの要求分析時に行うインタビュー実施上の留意点のうち,適切なものはどれか。
ア | インタビュー対象者の回答が,事実であるか推測であるかを区別すべきである。 |
---|---|
イ | インタビューの対象者は,その業務を直接行っている担当者に限るべきである。 |
ウ | 質問内容を記入した用紙を事前に渡すことは,避けるべきである。 |
エ | 質問は, “はい” か “いいえ” で答えられるものに限るべきである。 |
問46
モジュール設計書を基にモジュール強度を評価した。適切な評価はどれか。
〔モジュール設計書(抜粋)〕
上位モジュールから渡される処理コードに対応した処理をする。処理コードが “I” のときは挿入処理,処理コードが “U” のときは更新処理,処理コードが “D” のときは削除処理である。
〔モジュール設計書(抜粋)〕
上位モジュールから渡される処理コードに対応した処理をする。処理コードが “I” のときは挿入処理,処理コードが “U” のときは更新処理,処理コードが “D” のときは削除処理である。
ア | これは “暗合的強度” のモジュールである。モジュール内の機能間に特別な関係はなく,むしろ他のモジュールとの強い関係性をもつ可能性が高いので,モジュール分割をやり直した方がよい。 |
---|---|
イ | これは “情報的強度” のモジュールである。同一の情報を扱う複数の機能を,つのモジュールにまとめている。モジュール内に各処理の入口点を設けているので,制御の結びつきがなく,これ以上のモジュール分割は不要である。 |
ウ | これは “連絡的強度” のモジュールである。モジュール内でデータの受渡し又は参照を行いながら,複数の機能を逐次的に実行している。再度見直しを図り,必要に応じて更にモジュール分割を行った方がよい。 |
エ | これは “論理的強度” のモジュールである。関連した幾つかの機能を含み,パラメタによっていずれかの機能を選択して実行している。現状では大きな問題となっていないとしても,仕様変更に伴うパラメタの変更による影響を最小限に抑えるために,機能ごとにモジュールを分割するか,機能ごとの入口点を設ける方がよい。 |
問47
答え : エ
分野 : テクノロジ系 › 開発技術 › システム開発技術 › 実装・構築
分野 : テクノロジ系 › 開発技術 › システム開発技術 › 実装・構築
問48
ア | テストが完了したモジュールの代わりに結合される。 |
---|---|
イ | テスト対象のモジュールからの呼出し命令の条件に合わせて,値を返す。 |
ウ | テスト対象のモジュールからの呼出し命令の条件に合わせて,テストデータを自動生成する。 |
エ | テスト対象のモジュールを呼出し命令で呼び出す。 |
問49
条件に従うとき,アプリケーションプログラムの初年度の修正費用の期待値は,何万円か。
〔条件〕
(1)プログラム規模:2,000kステップ
(2)プログラムの潜在不良率:0.04件/kステップ
(3)潜在不良の年間発見率:20%/年
(4)発見した不良の分類
影響度大の不良:20%,影響度小の不良:80%
(5)不良1件当たりの修正費用
影響度大の不良:200万円,影響度小の不良:50万円
(6)初年度は影響度大の不良だけを修正する
〔条件〕
(1)プログラム規模:2,000kステップ
(2)プログラムの潜在不良率:0.04件/kステップ
(3)潜在不良の年間発見率:20%/年
(4)発見した不良の分類
影響度大の不良:20%,影響度小の不良:80%
(5)不良1件当たりの修正費用
影響度大の不良:200万円,影響度小の不良:50万円
(6)初年度は影響度大の不良だけを修正する
ア | 640 |
---|---|
イ | 1,280 |
ウ | 1,600 |
エ | 6,400 |
問50
ア | “タスクボード” に貼ったタスクカードが移動されたとき |
---|---|
イ | 各 “イテレーション” の最後 |
ウ | 毎日行う “朝会” |
エ | 毎日メンバの気持ちを見える化する “ニコニコカレンダー” に全チームメンバが記入し終えたとき |
問52
工程管理図表の特徴のうち,ガントチャートに関するものはどれか。
ア | 工程管理上の重要ポイントに着目した管理ができる。 |
---|---|
イ | 個々の作業の順序関係,所要日数,余裕日数などが把握できる。 |
ウ | 作業開始と作業終了の予定と実績や,仕掛かり中の作業などが把握できる。 |
エ | 作業の出来高の時間的な推移を表現するのに適しており,費用管理と進捗管理が同時に行える。 |
問53
ア | A,C,E,F |
---|---|
イ | A,D,G |
ウ | B,E,F |
エ | B,E,G |
問54
プロジェクトで発生した課題の傾向を分析するために,ステークホルダ,コスト,スケジュール,品質などの管理項目別の課題件数を棒グラフとして件数が多い順に並べ,この順で累積した課題件数を折れ線グラフとして重ね合わせた図を作成した。この図はどれか。
ア | 管理図 |
---|---|
イ | 散布図 |
ウ | 特性要因図 |
エ | パレート図 |
問55
SLAを説明したものはどれか。
ア | ITサービスマネジメントのベストプラクティスを集めたフレームワーク |
---|---|
イ | 開発から保守までのソフトウェアライフサイクルプロセス |
ウ | サービス及びサービス目標値に関するサービス提供者と顧客との間の合意 |
エ | 品質マネジメントシステムに関する国際規格 |
問56
ミッションクリティカルシステムの意味として,適切なものはどれか。
ア | OSなどのように,業務システムを稼働させる上で必要不可欠なシステム |
---|---|
イ | システム運用条件が,性能の限界に近い状態の下で稼働するシステム |
ウ | 障害が起きると,企業活動や社会に重大な影響を及ぼすシステム |
エ | 先行して試験導入され,成功すると本格的に導入されるシステム |
問57
システム障害が発生したときにシステムを初期状態に戻して再開する方法であり,更新前コピー又は更新後コピーの前処理を伴わないシステム開始のことであって,初期プログラムロードとも呼ばれるものはどれか。
ア | ウォームスタート |
---|---|
イ | コールドスタート |
ウ | ロールバック |
エ | ロールフォワード |
問58
A社では,自然災害などの際の事業継続を目的として,業務システムのデータベースのバックアップを取得している。その状況について, “情報セキュリティ管理基準(平成28年)” に従って実施した監査結果として判明した状況のうち,監査人が指摘事項として監査報告書に記載すべきものはどれか。
ア | バックアップ取得手順書を作成し,取得担当者を定めていた。 |
---|---|
イ | バックアップを取得した電子記録媒体からデータベースを復旧する試験を,事前に定めたスケジュールに従って実施していた。 |
ウ | バックアップを取得した電子記録媒体を,機密保持を含む契約を取り交わした外部の倉庫会社に委託保管していた。 |
エ | バックアップを取得した電子記録媒体を,業務システムが稼働しているサーバの近くで保管していた。 |
問59
情報システムの監査可能性(Auditability)を説明したものはどれか。
ア | コントロールの有効性を監査できるように,情報システムが設計・運用されていること |
---|---|
イ | システム監査人が,監査の目的に合致した有効な手続を行える能力をもっていること |
ウ | 情報システムから入手した監査証拠の十分性と監査報告書の完成度が保たれていること |
エ | 情報システム部門の積極的な協力が得られること |
問61
ア | 売上増やコスト削減などによって創出された利益額を投資額で割ったもの |
---|---|
イ | 売上高投資金額比,従業員当たりの投資金額などを他社と比較したもの |
ウ | 現金流入の現在価値から,現金流出の現在価値を差し引いたもの |
エ | プロジェクトを実施しない場合の,市場での競争力を表したもの |
問62
BI(Business Intelligence)を説明したものはどれか。
ア | 企業内外のデータを蓄積し,分類・加工・分析して活用することによって,企業の意思決定の迅速化を支援する手法 |
---|---|
イ | 企業内の慣行などにとらわれず,業務プロセスを抜本的に再構築することによって,コスト・品質・サービスなどを改善する手法 |
ウ | 企業内の業務の流れを可視化し,業務改善サイクルを適用することによって,継続的な業務改善を図る手法 |
エ | 企業内の異なるシステムを互いに連結し,データやプロセスの統合を図ることによって,システムを全体として効率よく活用する手法 |
問63
ビッグデータを有効活用し,事業価値を生み出す役割を担う専門人材であるデータサイエンティストに求められるスキルセットを表の三つの領域と定義した。データサイエンス力に該当する具体的なスキルはどれか。
データサイエンティストに求められるスキルセット
データサイエンティストに求められるスキルセット
ビジネス力 | 課題の背景を理解した上で,ビジネス課題を整理・分析し,解決する力 |
データサイエンス力 | 人工知能や統計学などの情報科学に関する知識を用いて予測,検定,関係性の把握及びデータ加工・可視化する力 |
データエンジニアリング力 | データ分析によって作成したモデルを使えるように,分析システムを実装,運用する力 |
ア | 扱うデータの規模や機密性を理解した上で,分析システムをオンプレミスで構築するか,クラウドサービスを利用して構築するかを判断し,設計できる。 |
---|---|
イ | 事業モデル,バリューチェーンなどの特徴や事業の主たる課題を自力で構造的に理解でき,問題の大枠を整理できる。 |
ウ | 分散処理のフレームワークを用いて,計算処理を複数サーバに分散させる並列処理システムを設計できる。 |
エ | 分析要件に応じ,決定木分析,ニューラルネットワークなどのモデリング手法の選択,モデルへのパラメタの設定,分析結果の評価ができる。 |
答え : エ
分野 : ストラテジ系 › システム戦略 › システム戦略 › システム活用促進・評価
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問64
受注管理システムにおける要件のうち,非機能要件に該当するものはどれか。
ア | 顧客から注文を受け付けるとき,与信残金額を計算し,結果がマイナスになった場合は,入力画面に警告メッセージを表示できること |
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イ | 受注管理システムの稼働率を決められた水準に維持するために,障害発生時は半日以内に回復できること |
ウ | 受注を処理するとき,在庫切れの商品であることが分かるように担当者に警告メッセージを出力できること |
エ | 商品の出荷は,顧客から受けた注文情報を受注担当者がシステムに入力し,営業管理者が受注承認入力を行ったものに限ること |
問65
ア | RFP作成の手間を省くために,要求事項の記述は最小限にとどめる。曖昧な点や不完全な点があれば,供給者であるベンダ企業から取得者に都度確認させる。 |
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イ | 取得者であるユーザ企業側では,事前に実現性の確認を行わずに,要求事項が実現可能かどうかの調査や検討は供給者であるベンダ企業側に任せる。 |
ウ | 複数の要求事項がある場合,重要な要求とそうでない要求の区別がつくようにRFP作成時点で重要度を設定しておく。 |
エ | 要求事項は機能を記述するのではなく,極力,具体的な製品名や実現手段を細かく指定する。 |
問66
企業の事業活動を機能ごとに主活動と支援活動に分け,企業が顧客に提供する製品やサービスの利益が,どの活動で生み出されているかを分析する手法はどれか。
ア | 3C分析 |
---|---|
イ | SWOT分析 |
ウ | バリューチェーン分析 |
エ | ファイブフォース分析 |
問67
現在の動向から未来を予測したり,システム分析に使用したりする手法であり,専門的知識や経験を有する複数の人にアンケート調査を行い,その結果を互いに参照した上で調査を繰り返して,集団としての意見を収束させる手法はどれか。
ア | 因果関係分析法 |
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イ | クロスセクション法 |
ウ | 時系列回帰分析法 |
エ | デルファイ法 |
問68
バランススコアカードを説明したものはどれか。
ア | 外部環境と内部環境の視点から,自社にとっての事業機会を導き出す手法 |
---|---|
イ | 計画,行動,評価,修正のサイクルで,戦略実行の管理を行うフレームワーク |
ウ | 財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長という四つの視点から,経営戦略の立案と実行を支援する手法 |
エ | ビジネス戦略を実現するために設定した,業務プロセスをモニタリングする指標 |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
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問69
ア | 国際機関及び標準化団体による公的な標準ではなく,市場の実勢によって事実上の標準とみなされるようになった規格及び製品 |
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イ | 著作権表示を保持することによって,ソフトウェアの使用,複製,改変及び再頒布が認められる仕組み |
ウ | 特許料が無償でライセンスされている技術 |
エ | 複数の企業が自社の特許権をもち寄り,特許権を一括して管理する仕組み |
答え : エ
分野 : ストラテジ系 › 企業と法務 › 法務 › 知的財産権
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問70
ア | 工場内の機械に取り付けたセンサで振動,温度,音などを常時計測し,収集したデータを基に機械の劣化状態を分析して,適切なタイミングで部品を交換する。 |
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イ | 自動車に取り付けたセンサで車両の状態,路面状況などのデータを計測し,ネットワークを介して保存し分析することによって,効率的な運転を支援する。 |
ウ | 情報通信技術や環境技術を駆使して,街灯などの公共設備や交通システムをはじめとする都市基盤のエネルギーの可視化と消費の最適制御を行う。 |
エ | 太陽光発電装置などのエネルギー機器,家電機器,センサ類などを家庭内通信ネットワークに接続して,エネルギーの可視化と消費の最適制御を行う。 |
問71
アクセシビリティの説明として,適切なものはどれか。
ア | 住民基本台帳の情報をコンピュータネットワークで管理することによって,住民サービスの向上と行政事務処理の合理化を図ること |
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イ | 仕様が異なるコンピュータ間で,ネットワークなどを通じてそれぞれが管理するソフトウェアやデータを利用する際の相互運用性のこと |
ウ | 製品や食料品など,生産段階から最終消費段階又は廃棄段階までの全工程について,履歴の追跡が可能であること |
エ | ソフトウェアや情報サービス,Webサイトなどにおける,高齢者や障害者を含む幅広い利用者にとっての利用しやすさのこと |
問72
電子自治体において,G to Bに該当するものはどれか。
ア | 自治体内で電子決裁や電子公文書管理を行う。 |
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イ | 自治体の利用する物品や資材の電子調達,電子入札を行う。 |
ウ | 住民基本台帳ネットワークによって,自治体間で住民票データを送受信する。 |
エ | 住民票,戸籍謄本,婚姻届,パスポートなどを電子申請する。 |
問73
CGM(Consumer Generated Media)の例はどれか。
ア | 企業が,経営状況や財務状況,業績動向に関する情報を,個人投資家向けに公開する自社のWebサイト |
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イ | 企業が,自社の商品の特徴や使用方法に関する情報を,一般消費者向けに発信する自社のWebサイト |
ウ | 行政機関が,政策,行政サービスに関する情報を,一般市民向けに公開する自組織のWebサイト |
エ | 個人が,自らが使用した商品などの評価に関する情報を,不特定多数に向けて発信するブログやSNSなどのWebサイト |
問74
RFIDを説明したものはどれか。
ア | ICカードや携帯電話に保存される貨幣的価値による決済手段のことであり,POSレジスタなどで用いられている。 |
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イ | 極小の集積回路とアンテナの組合せであり,無線自動認識技術によって対象の識別や位置確認などができ,電子荷札に利用される。 |
ウ | 白黒の格子状のパターンで情報を表すものであり,情報量が多く,数字だけでなく英字や漢字データも格納できる。 |
エ | 人間の身体的特徴としての生体情報を,個人の識別・認証に利用する技術であり,指紋認証,静脈認証などがある。 |
問75
不良品の個数を製品別に集計すると表のようになった。ABC分析を行って,まずA群の製品に対策を講じることにした。A群の製品は何種類か。ここで,A群は70%以上とする。
製品 | P | Q | R | S | T | U | V | W | X | 合計 |
個数 | 182 | 136 | 120 | 98 | 91 | 83 | 70 | 60 | 35 | 875 |
ア | 3 |
---|---|
イ | 4 |
ウ | 5 |
エ | 6 |
問76
ビッグデータ分析の手法の一つであるデシジョンツリーを活用してマーケティング施策の判断に必要な事象を整理し,発生確率の精度を向上させた上で二つのマーケティング施策a,bの選択を行う。マーケティング施策を実行した場合の利益増加額(売上増加額-費用)の期待値が最大となる施策と,そのときの利益増加額の期待値の組合せはどれか。

施策 | 利益増加額の期待値(億円) | |
ア | a | 70 |
イ | a | 160 |
ウ | b | 82 |
エ | b | 162 |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › 企業と法務 › 企業活動 › 業務分析・データ利活用
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問77
工場で,ある原料から生産している3種類の製品A,B及びCの単位量当たりの製造時間,原料所要量及び利益額を表に示す。この工場の月間合計製造時間は最大240時間であり,投入可能な原料は月間150kgである。
このとき,各製品をそれぞれどれだけ作ると最も高い利益が得られるかを求めるのに用いられる手法はどれか。
このとき,各製品をそれぞれどれだけ作ると最も高い利益が得られるかを求めるのに用いられる手法はどれか。
製品 | A | B | C |
製造時間(時間) | 2 | 3 | 1 |
原料所要量(kg) | 2 | 1 | 2 |
利益額(千円) | 8 | 5 | 5 |
ア | 移動平均法 |
---|---|
イ | 最小二乗法 |
ウ | 線形計画法 |
エ | 定量発注法 |
問78
表の条件で A~E の商品を販売したときの機会損失は何千円か。
商品 | 商品1個当たり利益(千円) | 商品数(個) | 仕入数(個) |
A | 1 | 1,500 | 1,400 |
B | 2 | 900 | 1,000 |
C | 3 | 800 | 1,000 |
D | 4 | 700 | 500 |
E | 5 | 500 | 200 |
ア | 800 |
---|---|
イ | 1,500 |
ウ | 1,600 |
エ | 2,400 |