読み方 : コストこうりつしすう

コスト効率指数【CPI】Cost Performance Index

概要

コスト効率指数とはプロジェクトマネジメント手法のEVMで利用される指標の一つで、ある時点までに投入した実際のコスト(AC:Actual Cost)に対する、その時点に完了した作業の予算コストの合計(EV:Earned Value)の比率のこと。実際にかかったコストに対して、どれだけの成果を生み出せたかを数値で表す。
コスト効率指数のイメージ画像

CPIはある時点の出来高(EV)を実コスト(AC)で割って算出され、投入した費用に対してどの程度の成果が得られたかを示す。値が 1.0 の場合は予定通りのコスト消費を意味し、1.0 を上回れば費用に対して想定より多くの成果を得ている状態であり、1.0 を下回れば費用が計画より多く消費されている状態を表す。単一の数値で効率を判断できる。

CPIプロジェクト進行中に随時算出して推移を確認することで、コスト超過の兆候を早期に把握できる。例えば、作業が順調に進んでいても、実際の支出が計画より増えている場合はCPIが低下するため、コスト面の問題が数値として現れる。累積値として算出する場合と期間ごとに算出する場合があり、「累積CPI」は全体的な効率を、「期間CPI」は直近の作業状況を把握する用途で用いられる。

CPIはスケジュールについて同様に効率を算出する「スケジュール効率指数」(SPISchedule Performance Index)と併せて利用されることが多い。SPIが順調でもCPIが低い場合は進捗は予定通りでも費用が増加していることを意味する。将来の総コスト予測にも利用され、完了時総コスト(EAC)を求める際に、現在のCPIを基に残作業の効率を仮定して計算する方法が用いられる。

(2026.4.19更新)
 

他の辞典等による「コスト効率指数」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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