シンプレックスシステム 【simplex system】
概要

同じ機能の要素を複数用意する二重化などを行わず、それぞれ単一の部品だけを組み合わせて機器を組み立てたり、単一の機器を組み合わせてシステムを構築したりすることを指す。
最も単純で一般的な構成法で、一つの要素が停止すれば全体が停止するため信頼性は低い。費用が安く済むため、可用性について特に条件や事情がなければ大抵の機器やシステムはシンプレックスシステムとして構築される。
これに対し、システムを二系統用意して、普段は片方を動作させてもう一方を待機させておく方式を「デュプレックスシステム」(duplex system)、常に二系統を並列に動作させる方式を「デュアルシステム」(dual system)という。
(2020.1.27更新)
「シンプレックスシステム」の関連用語
他の用語辞典による「シンプレックスシステム」の解説 (外部サイト)
資格試験などの「シンプレックスシステム」の出題履歴
▼ 基本情報技術者試験
【平23秋 問15】 コールドスタンバイシステム,シンプレックスシステム,デュアルシステムを,システムの稼働率の高い順に並べたものはどれか。ここで,各システムを構成するコンピュータは同一であるものとする。