垂直パリティ 【vertical parity】 VRC / Vertical Redundancy Check

概要

垂直パリティ(vertical parity)とは、誤り検出方式の一種であるパリティチェックで、データを構成するビットを一定の単位(ブロック)毎に区切り、ブロック毎にパリティビットを算出・付与する方式。

ブロックを構成するビットからパリティビットを算出し、ブロックの末尾に連結する。7ビットで1ブロックならば、データ7ビット+パリティ1ビットを単位とした繰り返しとなる。最も単純な方式で、注釈なく単にパリティチェックといった場合は垂直パリティのことを意味することが多い。

ブロック内のビットを縦に、ブロックを横に並べて表を描いた時に縦方向のビットパリティを付与するためこのように呼ばれる。一方、連続する数ブロックごとに、各ブロックの同じ位置にあるビット群をグループ化してパリティを算出・付与する方式を「水平パリティ」(horizontal parity)という。

垂直パリティと垂直パリティを併用する方式を「垂直水平パリティ」と呼び、偶数個の誤りを検出したり、1ビットの誤りを訂正することができる。

(2020.3.25更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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