読み方 : がいぶせっけい

外部設計【external design】ED

概要

外部設計とはソフトウェアや情報システムの開発工程の一つで、外部から見たシステムの仕様を定義する工程。方法論の違いにより、この工程のことを「基本設計」あるいは「概要設計」などと呼んだり、これらの一部に含める場合もある。
外部設計のイメージ画像

要件定義に続いて設計工程の前半に行うもので、システムへの要求をもとに、実際に利用者が操作する画面のレイアウトや遷移、入出力データの形式、帳票など印刷物の書式APIなど他システムとの連携仕様を決定する。例えば、入力フォームの項目名や桁数、必須入力の有無、検索条件の指定方法、一覧表示の並び順といった仕様を決める。

外部設計の結果は、画面設計書、帳票設計書、インターフェース仕様書などの成果物として表される。これらの文書は後続の内部設計や実装工程における指針となるだけでなく、発注者とシステム開発者の間で認識を合わせるための合意文書としても機能する。この段階で利用者側と仕様を確認・承認しておくことで、開発後半での手戻りを減らすことができる。

ウォーターフォール型の開発モデルでは、要件定義の次に外部設計が位置し、その後に内部設計詳細設計)へと進む。外部設計の内容は後にテスト工程にも引き継がれ、画面操作や出力結果が仕様通りかを検証する基準として用いられる。一方、アジャイル開発では明示的に「外部設計フェーズ」を設けないことも多いが、画面仕様や外部インターフェースの定義自体はプロセスの中で必ず行われる。

(2026.4.9更新)
 

他の辞典等による「外部設計」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「外部設計」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
平26春】 システム開発の各工程で実施する内容について、適切なものはどれか。
平25春】 システム開発を、システム要件定義、外部設計、内部設計、プログラミングの順で進めるとき、画面のレイアウトや帳票の様式を定義する工程として、最も適切なものはどれか。
平21春】 システム開発の外部設計において行う作業はどれか。
▼ 基本情報技術者試験
令7修6/令4修7/平30修6/平29春/平27修6/平24秋】 システムの外部設計を完了させるとき,顧客から承認を受けるものはどれか。
平25修6/平23修1】 外部設計及び内部設計の説明のうち,適切なものはどれか。
平25修1/平24修12】 システム開発の外部設計工程で行う作業はどれか。
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。