サンプリング周波数 【sampling frequency】 標本化周波数 / サンプリングレート / sampling rate

概要

サンプリング周波数(sampling frequency)とは、アナログ信号をデジタルデータに変換する際に、信号の変位を測定するサンプリング(標本化)をう頻度。1秒間に何回サンプリングうかをHz(ヘルツ)で表す。

音声など連続的に変化する物理量をデジタルデータとして記録するには、ある瞬間の信号の変位量を測定するサンプリングい、得られた測定値を一定の桁数の離散値で表す量子化う。

この変換処理の頻度がサンプリング周波数で、周波数が高いほど短いサンプリング周期で頻繁に標本を得るため、もとの信号をより忠実に記録することができるが、その分だけ変換後の単位時間あたりのデータ量は増大する。

サンプリング定理により、サンプリング周波数の半分の周波数の信号まで正しく再現できるとされる。例えば、音声信号の場合、人間の耳に聞こえる最も高い音は20kHzキロヘルツ)程度とされるため、音楽CDなどのサンプリング周波数は44.1kHzに設定されている。

(2019.7.8更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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