データ 【data】 datum
概要
データ(data)とは、何かを文字や符号、数値などのまとまりとして表現したもの。人間にとって意味のあるものや、データを人間が解釈した結果のことを情報と呼ぶ。IT分野でデータといった場合には、コンピュータで保存や加工、伝送などが可能な「デジタルデータ」(digital data)を指す。これは信号や情報をすべて「0」あるいは「1」のいずれかを取る「ビット」(bit)と呼ばれる情報の最小単位を並べて表現したもので、情報の種類や形式によらず同じ装置や処理によって扱うことが可能となる。
文脈によっては、コンピュータが扱うデータ全体のうち、コンピュータプログラム以外のものをデータと呼ぶことがある。プログラムの処理対象となる情報や信号などを特定の形式で表したものを指す。
一般には、何らかの主題や対象について収集・記録した値や記述の集合をデータと呼び、必ずしも電子的・デジタル的であるとは限らない。野球のスコアを手帳に書き記したものもデジタル形式ではないが立派なデータである。なお、英語の “data” はもともと “datum” (データム)の複数形だったが、現在では不可算名詞として扱うことが多い。
(2025.2.26更新)