ナレッジ 【knowledge】
概要
ナレッジ(knowledge)とは、知、知識、知恵、知見、認識、理解などの意味を持つ英単語。ITの分野では、一般的な情報やデータではなく、何らかの対象についての体系立った知識や、目的の解決に直接役立つような知見、実践的なノウハウや経験則などを言語化・可視化したもの、といった意味で用いられる。人間が日々扱う知識には、データや一般的な情報などの形で表出しやすい形式知(explicit knowledge)と、事例や体験、工夫、コツ、ノウハウのように形式化しにくく個人の記憶などの形で埋もれやすい暗黙知(tacit knowledge)がある。
外来語としてあえてナレッジという場合には、後者の暗黙知のような、従来の一般的な情報の枠内で扱うことが難しいが、何らかの有用な知見が含まれているかもしれない非定型的な知識のことを指すことが多い。
このような知識を可視化して蓄積し、索引付けや検索などで活用しやすくしたデータベースを「ナレッジベース」(knowledge base)、組織内で知識を共有して業務に活用する取り組みや仕組みを「ナレッジマネジメント」(knowledge management)という。
(2019.3.22更新)