画面数

企業などの業務システムは、利用者がメニューを選択したりデータを入力したりすると、システムが処理を実行して次の操作画面を表示するという対話的な流れで動作するものが多い。開発段階ではどのような画面が必要か、各画面の遷移関係はどうなるかを設計する必要があり、画面数はこのとき設計された個別の画面を数えたものである。
画面の定義方法は組織や開発手法によって異なるが、表示内容や操作内容が大きく異なるものを別画面として扱うのが一般的である。例えば、ログイン画面、メニュー画面、一覧表示画面、登録画面などはそれぞれ別の画面として数える。一方、同じ画面を条件によって表示内容だけ変えて利用する場合は、一つの画面として数えることもある。
各画面には設計書の作成、画面設計、プログラムの実装、テストの実施などが伴うため、画面数が増えるほど開発工数も増加する傾向がある。このため、要件定義や基本設計の段階で画面数を集計し、予算や開発期間の算出に用いることがある。なお、近年主流のシングルページアプリケーションやスマートフォン向けアプリでは、物理的なページ遷移ではなく、利用者が視覚的に認識する状態の変化やUIのバリエーションを画面数として定義する場合も多い。
画面数はあくまで対話型処理の規模を表すものであり、夜間に自動実行されるバッチ処理や外部システムとのAPI連携など、画面を伴わない処理の規模は反映されない。また、同じ一画面であっても単純な入力画面と複雑な検索・集計機能を備えた画面とでは開発負荷が大きく異なるため、画面数だけでシステム全体の規模を正確に把握することはできない。実際の見積もりでは、バッチ数、帳票数、インターフェース数、あるいはファンクションポイント法といった別の指標と組み合わせて評価するのが一般的である。