水平パリティ 【horizontal parity】 LRC / Longitudinal Redundancy Check

概要

水平パリティ(horizontal parity)とは、誤り検出方式の一種であるパリティチェックで、データを構成するビットを一定の単位(ブロック)毎に区切り、各ブロック内の同じ位置のビットを一定の数だけグループ化し、このグループに対してパリティビットを算出・付与する方式。

連続する数ブロックについて、各ブロック1ビット目、2ビット目…をグループ化し、各グループ毎にパリティを付与する。ブロックビット数おきにパリティビットのみで構成されたブロックが出現する。例えば、8ビットを1ブロックとするならデータ8ブロックごとにパリティ1ブロックが連結される。

ブロック内のビットを縦に、ブロックを横に並べて表を描いた時に横方向のビットパリティを付与するためこのように呼ばれる。一方、ブロック毎にパリティを算出・付与する方式は「垂直パリティ」(vertical parity)という。

水平パリティと垂直パリティを併用する方式を「垂直水平パリティ」と呼び、偶数個の誤りを検出したり、1ビットの誤りを訂正することができる。

(2020.3.25更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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