フォワードエンジニアリング 【forward engineering】

概要

フォワードエンジニアリング(forward engineering)とは、システムなどの開発手法の分類の一つで、対象物についての要求などから目的の仕様を定め、設計実装、テストなどを順にっていくこと。

システムなどを新たに開発する際はほとんどがこのような手順を踏むことになるが、単純にそのことを指してフォワードエンジニアリングと呼ぶことは(あまりに当たり前であるため)稀で、既存システム再構築う「リエンジニアリング」(re-engineering)の工程の一つを指すことが多い。

リエンジニアリングでは既に存在するソフトウェアなどを新しいもので置き換えるが、その際、元のシステムの開発時に作成した仕様書などのドキュメントを元に、新たに開発するシステム設計を定め実装う場合に、これをフォワードエンジニアリングという。

元のシステム仕様書や設計書などが残っていないか不備がある場合などに、既存のシステム実行プログラムや挙動を解析し、その設計や仕様を割り出す「リバースエンジニアリング」(reverse engineering)がわれる場合がある。その成果を元にシステム設計開発うことを指してフォワードエンジニアリングという場合もある。

(2021.10.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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