Hex値 【hexadecimal value】 Hexコード

概要

Hex値(hexadecimal value)とは、データの表記法の一つで、データを整数として捉えて16進数で表記したもの。バイナリデータの表示や色の指定(カラーコード)などでよく用いられる。“hex” は「16進数の」を意味する “hexadecimal” の略。

コンピュータではあらゆる情報2進数の「0」と「1」が並んだデジタルデータとして表現する。これを表示あるいは入力する際には様々な表現形式が用いられるが、Hex値はデータを4ビットずつに区切って16進数の「0」から「F」に置き換える方式である。

「0」(2進数で0000)から「9」(同1001)までは我々が普段用いる10進数と同じだが、10以上も一桁で表さなければならない都合上、10進数の「10」(同1010)はアルファベットの「A」、「11」(同1011)は「B」という具合に英字で表し、「15」(同1111)が「F」となる。10進数の「16」(同10000)は桁上りして「10」となる。

1バイトデータは「00」から「FF」(10進数255)までの2桁で、2バイトなら「0000」から「FFFF」(10進数65,535)までの4桁で表せるなど、データ1バイトずつ表すのに都合が良いため、バイナリデータの表示や入力RGB方式のカラーコードの表示や入力(黒:#000000 から 白:#FFFFFF まで)によく用いられる。

(2024.8.2更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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