読み方 : ヘックスち

Hex値 【hexadecimal value】 Hexコード

概要

Hex値(hexadecimal value)とは、データの表記法の一つで、データを整数として捉えて16進数で表記したもの。バイナリデータの表示や色の指定(カラーコード)などでよく用いられる。

解説 コンピュータではあらゆる情報を2進数の「0」と「1」が並んだデジタルデータとして表現する。これを表示・入力する際には様々な表現形式が用いられるが、Hex値はデータを4ビットずつに区切って、16進数の「0」から「F」に置き換える方式である。“hex” は「16進数の」を意味する “hexadecimal” を略したもの。

「0」(2進数で0000)から「9」(同1001)までは我々が普段用いる10進数と同じだが、10以上も一桁で表さなければならない都合上、10進数の「10」(同1010)はアルファベットの「A」、「11」(同1011)は「B」という具合に英字で表し、「15」(同1111)が「F」となる。10進数の「16」(同10000)は桁上りして「10」となる。

1バイトのデータは「00」から「FF」(10進数255)までの2桁で、2バイトなら「0000」から「FFFF」(10進数65,535)までの4桁で表せるなど、データを1バイトずつ表すのに都合が良いため、バイナリデータの表示や入力、RGB方式のカラーコードの表示や入力によく用いられる。

24ビットカラーフルカラー)のカラーコードとして用いる場合、赤(R)・緑(G)・青(B)の光の強度を2桁の16進数で「00」から「FF」までの256段階で表現し、順に連結して6桁の16進数とする。黒は「000000」、白は「FFFFFF」、赤は「FF0000」、緑は「00FF00」、青は「0000FF」となる。この3色の混合により、黄色「FFFF00」、橙「FF8000」、水色「00FFFF」、紫「FF00FF」など様々な色を作り出すことができる。

(2025.8.21更新)