else if節 【else if statement】
概要
else if節(else if statement)とは、プログラミング言語で条件分岐を記述するif文で用いられる節の一つで、最初の条件に当てはまらない場合に追加の条件分岐を記述するためのもの。if文は条件に当てはまる場合に実行するコードを指定することができる構文で、「if(条件A)文X」のように記述すると、条件Aが真(true)の場合だけ文Xが実行される。文は複数の文を連ねたコードブロックでもよい。
else if節はこれに分岐を追加できる構文で、「if(条件A)文X else if(条件B)文Y」のようにif文の後に付け足すことができる。この場合、条件Aが偽(false)だったときに条件Bが評価され、真ならば文Yが実行される。
「if(条件A)文X else if(条件B)文Y else if(条件C)文Z…」といったように任意の数を連結することができ、手前の条件がすべて偽だったときに条件が評価され、真ならば続く文が実行される。単に「else 文」のように記載すると、手前の分岐がすべて偽だったときに無条件に実行する文を指定できる(else節)。
C言語がif~else if~else構文を用いることから、C++言語やC#などのC系の言語、およびこれらに影響を受けたJavaやJavaScriptなど多くの手続き型プログラミング言語で採用されている。言語によっては「elseif」(Visual Basic、VBA、PHPなど)、「elsif」(Ruby、Perlなど)、「elif」(Python、Cプリプロセッサなど)のようなキーワードを用いる場合もある。
(2021.11.29更新)