ストリーム 【stream】
プログラミングの分野では、データの入出力全般を扱う抽象的なオブジェクトやデータ型を意味する場合が多い。データが出入りする何らかの対象(メモリ領域やファイル、ネットワークなど)をプログラム中で扱えるように抽象化したもので、接続や切断、書き込みや読み込みなどを簡易な操作で行うことができる。
特に、オペレーティングシステム(OS)によってあらかじめ用意されている標準的な入力元や出力先のことを標準ストリーム(standard stream)という。多くのシステムでは、通常はキーボードによる文字入力に紐付けられている「標準入力」(stdin:standard input)、画面への文字表示に紐付けられている「標準出力」(stdout:standard output)、プログラムのエラー出力先である「標準エラー出力」(stderr:standard error output)の3種類が用意されている。
通信ネットワークの分野では、データを送受信する際にデータ全体の受信完了を待たずに受信したデータから順番に処理を行う送受信方式(ストリーミング)や、そのように送受信される連続的なデータの流れをストリームという。
(2019.4.11更新)