デリミタ【delimiter】セパレータ

別名  :separator/分離記号/区切り文字/分離文字

概要

デリミタとは、テキストデータ中で複数の要素を並べて記述する際に、要素の区切りを表す記号や特殊な文字(の並び)のこと。列挙された項目の区切りを表すものと、範囲の始まりと終わりを表すものがある。
デリミタのイメージ画像

例えば、CSV形式テキストデータでは、「東京,晴れ,25℃,30%」のように項目をカンマ(「,」)で区切って列挙するが、このカンマのことをデリミタという。

また、プログラミング言語マークアップ言語などで、範囲の始点と終点を指示する記号などのこともデリミタという。HTMLで要素の開始を表す「<」、終了を表す「>」などが該当する。

デリミタにどんな文字を使うかはデータ形式やプログラミング言語の仕様などによって決まっている。項目の区切りとしてはカンマやスペース、タブセミコロン改行などがよく用いられ、範囲の指定には丸括弧 (…) や角括弧 […] 、波括弧 {…} 、山括弧 <…> 、シングルクォーテーション ’…’ 、ダブルクォーテーション ”…” などが使われることが多い。

C言語やJavaなど多くのプログラミング言語でコメントの範囲を表すのに使われるスラッシュアスタリスクの組み合わせ(/*…*/)など、いくつかの記号文字の組み合わせが用いられることもある。

(2020.2.2更新)

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