宇宙船演算子 【<=>】 spaceship operator / 三方比較演算子 / three-way comparison operator
概要
宇宙船演算子(<=>)とは、いくつかのプログラミング言語の用意されている比較演算子の一つで、等号と不等号を組み合わせて「<=>」と記述するもの。左辺と右辺の大小関係に応じて三通りの異なる値を返すもの。2つの数値xとyについて「x <=> y」のように記述し、両者の大きさを比較する。x>yなら1、xとyが等しければ0、x<yなら-1をそれぞれ返す。言語によっては順序が定義できれば数値以外のデータ型の比較にも適用できる。
「<=>」の演算子の形で利用できる言語はPerl、Ruby、PHP、Groovy、C++言語(2020年のC++20以降)などで、同じ機能を関数やメソッドなどの形で利用できるのはJavaやKotlin(compareToメソッド)、.NET言語(CompareToメソッド)などである。Pythonは2.x系でcmp関数が存在したが3.x系では廃止された。
(2023.7.12更新)