8ビットカラー 【8-bit color】 256色 / にごろ

概要

8ビットカラー(8-bit color)とは、コンピュータ上での色の表現方法の一つで、画面や画像を構成する各画素(ピクセル)について8ビットの色情報を持たせる方式。最大で256色(28)を表現することができる。俗に「ニゴロ」とも呼ばれる。

16ビットカラー65,536色)や24ビットカラー(約1677万色)などの多色表現可能な形式に比べわずか256色と色数の制約が大きいが、一画素あたりのデータ量が少なく、画像形式などの場合には容量の削減や圧縮率の向上が見込める。

256色の各色が固定的に決まっている場合もあるが、多くの場合、24ビットカラーの約1677万色などから表示に必要な256色を選んで0から255の色番号に割り当てる方式が採用される。

その場合、画像データ本体以外に、色番号と実際の色データの対応関係を記載したカラーパレット(カラーマップ)が添付される。このような表現方式を「パレットカラー」「インデックスカラー」という。インデックスカラー方式では8ビット256色以外にも1ビット2色や4ビット16色など他の色数が用いられることもある。

著名な画像形式ではGIFGraphics Interchange Format)形式が8ビットカラー(正確には最大8ビットインデックスカラー)を採用している。かつてはコンピュータの画面表示モードの選択肢としても8ビットカラーが一般的に用いられたが、現代では特殊な機種や状況以外ではほとんど利用されていない。

(2019.12.6更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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