読み方 : ボイドがた

void型【void type】

概要

void型とは、プログラミングにおいて「値が存在しない」ことを表す特殊なデータ型。関数の引数や返り値が存在しない場合などに使われる型で、主にC言語やC++言語、Javaなどの静的型付け言語で用いられる。
void型のイメージ画像

通常、関数やメソッドは処理の結果として何らかの値を呼び出し元に返す。しかし、画面への出力やファイルへの書き込みのように、値を返す必要がない処理も多い。そのような関数の戻り値の型に「void」を指定することで、「この関数は何も返さない」とコンパイラおよび他の開発者に明示できる。

同様に、引数にvoid型を宣言することで、「この関数は引数を取らない」と明示することができる。また、C言語ではポインタの型としてvoid型が使われることがある。「void*」(voidポインタ)は「型が未定のメモリアドレス」を指し、どんな型のデータへのポインタとも互換性を持つ。汎用的なメモリ操作関数や、型に依存しないデータ構造を実装する際に用いられる。

Javaなどのオブジェクト指向言語では、voidは戻り値のないメソッド宣言にのみ使われ、C言語のようなvoidポインタは存在しない。一方、TypeScriptKotlinといった比較的新しい言語では、voidと似た概念として「Unit型」や「never型」が設けられており、言語ごとに微妙に意味や用途が異なる。

(2026.4.10更新)
 

他の辞典等による「void型」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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