読み方 : げんぽうこんしょく
減法混色【subtractive color mixing】
概要

CMYによる減法混色の系では、シアンとマゼンタを混ぜると青を、マゼンタとイエローを混ぜると赤を、イエローとシアンを混ぜると緑を、三色を同じ強度で混ぜると黒や灰色を、それぞれ表現することができる。印刷などで用いる場合には、カラーインクの混合でモノトーンを表現するとくすんだ汚い色になりがちなため、灰色や黒のインクを別に用意することが多い。三原色に黒(K:Key plate)を追加した系を「CMYK」という。
これに対し、光(光源、発光体)で色を表現する場合の色の混合方法は「加法混色」という。コンピュータのディスプレイ装置などは加法混色の系(RGBなど)で、印刷物などは減法混色の系であるため、コンピュータで作成した文書などを印刷するためには系の変換が必要になる。
(2025.3.3更新)
「減法混色」の関連用語
他の用語辞典による「減法混色」の解説 (外部サイト)
資格試験などの「減法混色」の出題履歴
▼ ITパスポート試験
【平26秋 問73】 プリンタなどの印刷において表示される色について、シアンとマゼンタとイエローを減法混色によって混ぜ合わせると、理論上は何色になるか。