RGB値 【RGB color code】
概要
RGB値(RGB color code)とは、コンピュータなどで表示色を指定する方式の一つで、赤・緑・青の3つの原色の強度を数値で指定する方式。各色256段階で0から255の整数を指定する方式を用いることが多い。色を指定する仕組みには様々なものがあるが、ディスプレイ装置のような発光する表示装置では光の三原色である赤(R:Red)、緑(G:Green)、青(B:Blue)の表示素子を組み合わせ、それぞれの色の強度を様々に変化させて色を表現する方式が用いられる。
この三色を組み合わせて色を表現する方式は「加法混色」と呼ばれ、三色がいずれも最大強度のときには白に、いずれも最低強度のときは黒になる。三色の強度が等しい場合には様々な明るさの灰色(無彩色)となる。
RGB値はこの三色の強度を表す値を赤・緑・青の順に並べて連結した表現形式で、よく用いられる24ビットカラー(フルカラー/トゥルーカラー)では、各色を8ビット、0から255までの256段階の整数で表す。通常はこれを2桁の16進数(00~FF)で表記して「FF80A0」のような6桁の16進数として記載することが多い。
HTMLやCSSにおける色の指定に用いられることでよく知られる表記で、これらの言語では先頭に「#」を付加してカラーコードとする。この表記法では、「#000000」は黒、「#FFFFFF」は白、「#808080」は明るさ50%の灰色、「#FF0000」は真紅、「#FF00FF」は明るい紫(マゼンタ)などとなる。
(2023.12.21更新)