イテレータ 【iterator】 反復子
配列やハッシュテーブルのように複数の要素が並んだコレクションを端から順に操作する場合、繰り返し文を用いて「配列の添字0から要素数-1まで走査する」といったように対象のコレクションの構造に依存したコードを記述するのが一般的である。
一方、イテレータを利用すると、先頭から順にアクセスする操作を「最初の要素を指し示す」「次の要素へ行く」「前の要素に戻る」といった簡潔で抽象的な指示で記述することができ、コレクションの種類や構造、実装などによらず共通のコードで走査することができる。
文字通り “Itarator” “Iterable” などのキーワードを含む組み込みのクラスやインターフェース、オブジェクトなどを指すことが多いが、言語によってはforeach文、for~in文など繰り返し制御文にイテレータの機能を組み込んだものが用意されている場合もある。
(2021.12.19更新)