.htaccess

概要

.htaccessとは、Webサーバの動作をディレクトリ単位で指定・制御できる設定ファイル。最も普及しているWebサーバソフトApacheで用いられるもので、他にいくつかのWebサーバも対応している。

特定のファイルディレクトリに対してアクセス元のIPアドレスドメイン名ごとにアクセスの許可や拒否を設定したり、CGIなどを介したプログラム実行を許可したり、特定の領域にユーザー認証を設定して特定の閲覧者のみにアクセス許可を限定したり、特定のURLに対してHTTPリダイレクト(自動転送)を設定することができる。指定対象の表現には正規表現を使うこともでき、特定のパターンに当てはまる複数の対象を一括指定できる。

.htaccessをあるディレクトリに置くと、そのディレクトリを頂点とする下層のサブディレクトリファイル群すべてに対して記述内容が有効となる。サブディレクトリにも別の.htaccessが置かれている場合(途中の階層も合わせ3つ以上置かれる場合もある)はすべての記述内容を組み合わせて設定がわれるが、同じ項目が競合する場合は最も下層の内容が優先される。書式サーバ全体の設定を記述するhttpd.confに準じており、サーバ全体の管理者の意向によりhttpd.confで.htaccessで設定できる項目を制限することもできる。

(2018.8.3更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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