シェイプ【shape】シェープ

シェイプとは?

形、姿、輪郭、形状、原型、状態などの意味を持つ英単語。IT分野では、ソフトウェアが扱う図形オブジェクトや幾何学的な輪郭データを指すことが多い。分野やシステムによって指し示す対象は異なるが、いずれも視覚的・空間的な「かたち」を扱う概念である。
シェイプのイメージ画像

プレゼンテーションソフト文書作成ソフトにおいては、シェイプは図形挿入機能で配置できるオブジェクトの総称として使われる。四角形や円、矢印、吹き出しといった定型の図形がシェイプとして提供されており、色やサイズ、枠線のスタイルなどを自由に変更できる。複数のシェイプを組み合わせることで、フローチャートや説明図など込み入った図版を作成することも可能である。

グラフィックス編集ソフトなどでは、シェイプはアンカーポイントとパスによって定義される輪郭データを意味する。このような画像形式を「ベクター形式」(ベクターグラフィックス)と呼び、拡大・縮小しても画質が劣化しないため、ロゴやアイコンの制作に広く用いられる。塗りつぶしや線のスタイルはシェイプに付随するプロパティとして管理される。

3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)やゲーム開発の文脈では、シェイプは3次元オブジェクトの形状データを指す場合もある。物理演算エンジンでは、衝突判定を行うための簡略化された形状を「コリジョンシェイプ」と呼び、球体や直方体、カプセルなどが用いられる。視覚的なモデルとは別に、計算負荷を抑えるための単純なシェイプが内部処理に割り当てられることが多い。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。