彩度 【saturation】 chroma

概要

彩度(saturation)とは、色を表す属性の一つで、色の鮮やかさのこと。白・黒・灰色の無彩色で0となり、純色で最大値となる。彩度を用いる表色系では最大値を100とするパーセンテージで表すことが多い。

表色系によって詳細は異なるが、彩度が高いほど純粋で鮮やか、くっきりした色合いとなる。彩度を下げていくと白・黒・灰色に近づいていき、ぼんやりしたくすんだ色合いになる。一般に多くの種類の色を混ぜるほど彩度は下がっていく。

コンピュータ上の表色系でよく用いられるHLSHSL)、HSV、HSBなどの色空間では「S」(Saturation)が彩度を表しており、0を最小として1あるいは100を最大とする尺度で表される。これらの体系では残りの二つの属性として、色味を表す「色相」(H:Hue)、明るさを表す「輝度」(L:Lightness)あるいは「明度」(B:Brightness)が用いられる。

(2020.8.24更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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