グローバルスコープ 【global scope】 大域スコープ

概要

グローバルスコープ(global scope)とは、プログラム中で変数名などのシンボルがプログラム全体から参照可能なこと。そのような変数のことは「グローバル変数」(global variable)あるいは「大域変数」という。

グローバルスコープを利用できる手続き型言語などでは、プログラムの冒頭など、どのブロックにも含まれない場所で変数定数などのシンボルを宣言することができ、そのプログラム中のどこからでも同じものとして参照することができる。

プログラム全体で共通して利用される定数の宣言などに利用されることが多い。変数での使用はプログラムの見通しが悪くなり、ある箇所での変数の書き換えが別の箇所で思わぬ副作用を起こすなどバグの温床となりやすいため、最低限に抑えるべきであるとされる。

(2022.7.27更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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