デフォルト引数 【default argument】
関数やメソッドはある特定のまとまった処理を行うプログラムコードの塊で、プログラム中の他の場所から呼び出して実行することができる。その際、「引数」(argument)と呼ばれるパラメータを指定することができ、処理に反映させることができる。
通常は引数として定義された値は呼び出し側ですべて指定しなければならない(足りなければエラーとなったり値が不定になる)が、デフォルト引数の仕組みがある場合は省略することができる。関数などを定義する際に、引数の変数名と共に、省略時に代入される規定の値を指定しておく。
例えば、JavaScript(ES2015以降)で function mul(a,b){return a*b} のような2つの引数を受け取って積を返す関数を定義する場合、デフォルト引数の仕組みを用いて function mul(a,b=1){return a*b} のように定義しておくと、2番目の引数を省略したときにbに1が自動的に代入される(最初の定義だと省略時にbはundefinedになる)。
(2023.5.30更新)