代入式 【assignment expression】
例えば「=」が代入演算子である手続き型の言語では、「a=1」という文は「変数aに1を代入する」という意味になる。代入式の仕様のない言語ではこれは一つの実行文であり、文を置くことのできる場所でしか機能しない。
一方、代入式を採用している言語では代入は一つの式の一種という扱いになり、「a=1」は「変数aに1を代入し、1を返す式」として扱われる。単体で記述すれば単にaに1を代入する文のように機能するが、式であるため他の演算と組み合わせることができる。
例えば、「b=(a=x)+1」のように記述すると、aにはxの値が、bにはx+1の値がそれぞれ代入される。「a=b=c=1」のような記述も可能で、「a=(b=(c=1))」のように解釈され、aにもbにもcにも1が代入される。
(2022.8.12更新)