VBA 【Visual Basic for Applications】 Excel VBA / Access VBA

概要

VBA(Visual Basic for Applications)とは、米マイクロソフト(Microsoft)社のプログラミング言語Visual Basic」により、Microsoft Officeアプリケーションの機能を操作できるようにしたもの。複雑な処理の自動化などを実現することができる。

同社のOfficeシリーズのソフトウェアの一部である「Word」「Excel」「PowerPoint」「Access」などで利用できる機能で、同社のプログラミング言語および実行環境であるVisual Basicの簡易版を用いてプログラムを作成・実行することができる。

繰り返しわれる定型的な作業や複雑な操作手順をVBAプログラムとして作成・登録しておくことで、自動的に実行できるようになる。Excelワークシートに独自に定義したユーザー定義関数を登録するなど、アプリケーションの機能や動作の一部を変更することもできる。

VBA対応のアプリケーションには開発環境実行環境の両方が組み込まれており、記述したプログラム機械語への変換などの作業をわなくても即座に実行することできる。作成したプログラムファイルの一部としてデータと共に記録することができ、別のコンピュータでそのファイルを開けば同じように実行することができる。

言語としての基本的な仕様は各アプリケーションで共通だが、例えばデータベース操作に関する機能はAccessでしか利用できないなど、具体的な処理や操作などはアプリケーションによって異なるため、Excel対応のVBAを「Excel VBA」、Access対応のVBAを「Access VBA」などと呼び分けることもある。

(2023.11.19更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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