輝度 【brightness】 ブライトネス / luminance

概要

輝度(brightness)とは、平面状の発光体の明るさの指標で、光源(面)における単位面積当たりの光の強さ。カンデラ毎平方メートル(cd/m2)という単位で表記されることが多い。

ITの分野では画面表示装置(ディスプレイ)の性能指標の一つとしてよく知られ、このが高いほど、明るい場所や遠くからでもよく見えるようになるが、明るすぎると目に負担がかかる。

色の輝度

色を表現する要素の一つとして輝度という概念を用いる表色系もある。方式によって具体的な意味が異なる。

YUVやYCbCr、YPbPrなどの色空間ではY信号を輝度と呼ぶ。モノクロ表示したときの明るさに相当する要素で、これに色差信号(YUVの場合UやV)を加えて色を表現する。

RGB色空間などでは、各色の単純な強さのことを輝度と呼ぶ場合と、これとは別に、人間の認知特性に基づいて各色の強さを加重平均した総合的な明るさを示すのことを輝度という場合もある。

HLS色空間HSL色空間)では、白を100%、黒を0%としたときの色の明るさに相当する要素を輝度(lightnessあるいはluminance)という。似た表色系のHSV色空間では明るさを表す要素を明度(brightness)という。

(2019.9.7更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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