カラーコード 【color code】 色コード

概要

カラーコード(color code)とは、色を一定の形式の符号で表したものや、色(の組み合わせ)で何らかの符号を表したもの。IT分野では一般に前者を指すことが多く、記号や英数字を組み合わせた色データの表記法を意味する。

HTMLやCSSのカラーコード

カラーコードの有名な例として、Webページの記述などに用いるHTMLCSSの色指定に使われる色の符号体系がある。色を赤(R:Red)、緑(G:Green)、青(B:Blue)の光の三原色の強度の組み合わせとして表現するもので、「#」に続けて6桁の16進数を記載する。

6桁の内訳は、先頭2桁が赤の強度を「00」から「ff」(十進数の255)までの256段階で表したもの、中2桁が同様に緑の強度を、末尾2桁が同様に青の強度を表したものとなっている。各色256段階の組み合わせにより、「#000000」(黒)から「#ffffff」(白)まで、合わせて1677万7216色を表現することができる。

一部の色には “red” (赤/#ff0000)や “cyan” (水色/#00ffff)など名前がついており、コードに代えて名前で指定することもできる。この色の名前のことを「カラーネーム」(color name)という。

色による符号

装置や器具などでは、同じ形や大きさの装置に複数の異なる種類がある場合などに、塗装された色の組み合わせによって識別できるようにしているものがある。有名な例は電子部品の抵抗器のカラーコードで、本体部分に塗られたの4~6本の帯の色の組み合わせが抵抗値や誤差を表している。

(2020.8.8更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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