後判定ループ 【後置判定ループ】 post-test loop

概要

後判定ループ(後置判定ループ)とは、プログラム中の繰り返し(ループ)処理で、処理を行ってから繰り返しを終了するかどうかの条件判定を行う方式。

プログラミング言語に用意されているループ処理を行うための制御文では、ループを継続あるいは終了するための条件を指定できるようになっている。この条件判定を繰り返し処理の後に行うのが後判定ループである。

後判定ループによる繰り返し処理では、初回の繰り返し処理→初回の条件判定→2回目の繰り返し処理→2回目の条件判定→…という順番で実行される。一度も継続条件が満たされていない場合でも、繰り返し処理が必ず一度は実行されるという特徴がある。

C言語やその記法・構文を受け継ぐJavaなどのプログラミング言語ではdo~while文などが後判定ループ用に用意されている。一方、処理を行う前に条件判定を行う方式を「前判定ループ」あるいは「前置判定ループ」という。

(2021.12.30更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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