else節

概要

else節とは、プログラミング言語で条件分岐を記述するif文で用いられる節の一つで、条件に当てはまらない場合に実行するコードを記述するためのもの。

if文は条件に当てはまる場合に実行するコードを指定することができる構文で、「if(条件A)文X」のように記述すると、条件Aが真(true)の場合だけ文Xが実行される。文は複数の文を連ねたコードブロックでもよい。

else節は条件が満たされなかった場合のみ実行するコードを指定することができる構文で、「if(条件)文X else 文Y」のようにif文の後に付け足すことができる。この場合、条件が真だったときには文Xが実行され、偽(false)ならば文Yが実行される。

言語によっては、if文とelse節にelse if節(「elif」「elsif」など言語によって呼称は異なる)を追加し、if文を任意の数だけ連結できる場合がある。例えば、「if(条件A)文X else if(条件B)文Y else 文Z」であれば、条件Aが真の場合に文Xが実行され、偽の場合は条件Bが評価され、真なら文Yが、偽なら文Zが実行される。

(2023.6.11更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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