色深度 【color depth】

概要

色深度(color depth)とは、画面や画素が表示可能な色数。色数の全体を表す場合と、RGBなど各色に分解したときの一つの要素の階調の数を意味する場合がある。

表現可能な色全体を指す場合は単位として「bpp」(bits per pixelビット毎ピクセル)を用い、各色の階調の細かさを意味する場合は階調数そのものかビット数で表す。

色深度が1ビットの場合(1bpp)は2色(通常は白と黒)のみ表現することができる。8ビット(8bpp)の場合はモノクロ256階調の場合と、色情報のパレットを用いた256色インデックスカラーを指す場合がある。

RGB(赤・緑・青)の各色ごとに8ビットずつ用意されている場合には色深度は24bppとなり、人間の目には識別できないほど自然な色を表すことができるため「フルカラー」(full color)あるいは「トゥルーカラー」(true color)という。

フルカラーでも各色ごとの階調は256段階しかなく、色域が偏った画像では階調表現が難しくなる場合があるため、高度な機器やソフトウェアでは各色10ビット以上、全体で30ビット以上の色深度に対応している場合があり、これを「ディープカラー」(deep color)と呼ぶことがある。30ビットや36ビット(各色12ビット)、48ビット(各色16ビット)などが用いられる。

(2019.4.24更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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