条件分岐 【conditional branch】

概要

条件分岐(conditional branch)とは、プログラム中で、ある条件が満たされているかどうかによって次に実行するプログラム上の位置を変化させること。また、そのような分岐をコード

プログラムの重要な制御構造の一つで、ある条件を指定すると、実行時にこれを評価し、条件が満たされている場合に実行するコードと、満たされていない場合に実行するコードに分岐させることができる。多くのプログラミング言語ではif文switch文などの条件文が用いられる。

if文は「もし~ならば~」という形式で条件分岐を記述する構文で、例えば if( 条件式 ){ コードX }else{ コードY } という条件文は、条件式が満たされている(真偽値が真/trueである)場合はコードXを、満たされていない(真偽値が偽/falseである)場合はコードYが実行される。else if(elsif/elif)句などで途中に条件を追加して何段階も分岐させることができる言語もある。

switch文は条件とコードセットにして列挙していく構文で、例えば switch(){case 値1:文1;break; case 値2:文2;break; … default:規定の文 } のように記述すると、実行時を評価した結果が1に一致すれば文1を、2に一致すれば文2を…とに対応する文を実行し、どれも該当しなければdefault:で指定された文を実行する。

(2022.5.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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