オーバーライド 【override】

概要

オーバーライド(override)とは、乗り越える、~に優先する、覆す、圧倒する、などの意味を持つ英単語。ITの分野では、ある場所で定義された設定や手続き、属性などを、別の定義で上書きすることを指すことが多い。

オブジェクト指向プログラミングOOP)では、親クラススーパークラス/基底クラス)で定義されたメソッドを、そのクラス継承した子クラスサブクラス/派生クラス)で独自に定義しなおして上書きすることをオーバーライドという。子クラスで機能を追加する必要がある場合などに利用する。引数の型や数を元の関数などに揃えなければならないなどの制約を課している言語もある。

プログラミング以外でも、ある対象にあらかじめ定義された設定などを、利用者が独自に書き換える操作などのことをオーバーライドという。デフォルト設定既定値)から一部を変更したり、対象の複製や派生などに伴って受け継いだ設定値などを変更する場合などが該当する。

(2019.3.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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