truthy/falsy

概要

truthy/falsyとは、スクリプト言語などの機能の一つで、すべての値を真偽値の「真」(true)または「偽」(false)のいずれかと同等とみなすもの。論理式や条件判定などですべての値を真偽値として用いることができる。

データ型の扱いが厳格な言語では、条件文の値としてブール型(true/falseのいずれか)以外の整数や文字列などを与えると型が一致しないエラーとなることが多いが、スクリプト言語の多くは数値や文字列コレクションなどすべてに値やオブジェクトついて、真または偽のいずれかに分類して真偽値の代わりとして使用できる機能がある。

その際、真(true)と同等とみなす値を「truthy」(トゥルーシー)な値、偽(false)と同等とみなす値を「falsy」(フォルシー)な値という。多くの言語では偽とみなす状態を定義して、それ以外なら真であるという判定方法を用いる。例えば、整数は「0」がfalsyで「0以外」がtruthy、文字列空文字列("")がfalsyで文字が含まれるものがtruthyといった具合である。

(2023.12.22更新)

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