0x

概要

0xとは、C言語やその記法を受け継ぐ多くのプログラミング言語16進数リテラルの表記に用いられる接頭辞。「0x10」という表記は「16進数の“10”」(十進数の16)という意味になる。

数値について複数の異なる基数n進数のn)による表記が可能な言語では、コードなどに記述された数字の並びが何進数であるのかを区別するために先頭や末尾に特別な英数字の組み合わせを付け加えることがある。

何を付け加えると何進数を表すかは言語仕様によって決まっており、C言語では先頭が「0x」という接頭辞プレフィクス)から始まる数値表記は16進数を表すと規定されている。C++言語JavaJavaScriptなど、C言語系の仕様や記法を参考にした多くの言語でこの表記法が受け継がれている。

この記法では「0x1」から「0x9」までは十進数と同じだが、「0xA」は十進の10を、「0xF」は15、「0x10」は16、「0xFF」は255、「Ox100」は256といった具合になる。現在では、特に言語を指定しない状況でも、慣用的に16進数を表す記法として用いられることがある。

(2021.11.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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