0b
概要
0bとは、いくつかのプログラミング言語で2進数リテラル(ビット列)の表記に用いられる接頭辞。「0b111」という表記は2進数の“111”、すなわち十進数の7という意味になる。「0」はアルファベット大文字のオーではなく数字のゼロである。数値について複数の異なる基数(n進数のn)による表記が可能な言語では、コードなどに記述された数字の並びが何進数であるのかを区別するために先頭や末尾に特別な英数字の組み合わせを付け加えることがある。
何を付け加えると何進数を表すかは言語仕様によって決まっており、いくつかの言語では先頭が「0b」という接頭辞(プレフィクス)から始まる数値表記は2進数を表すと規定されている。JavaやPython、C++言語(C++14以降)、JavaScript(ECMAScript6以降)などがこの記法を採用している。
0bを2進数リテラルの接頭辞に採用している言語の多くは、同様に、接頭辞「0x」(ゼロエックス)で16進数リテラル、接頭辞「0o」(ゼロ小文字オー)で8進数リテラルを表す。接頭辞のない数値表記は十進数である。
(2023.5.19更新)